論語 述而 其の十八 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今週もユーモアたっぷりな一節です(ひょっとしたらホントは必死な様子なのかもしれませんが…) お楽しみに! それでは、お付き合いください

原文・訳

葉公問孔子於子路。子路不對。子曰、女奚不曰、其爲人也、發憤忘食、樂以忘憂、不知老之將至云爾。

葉公しょうこう 孔子を子路う。子路こたえず。子曰く、なんじなんわざる、りや、いきどおりをしてれ、しんでもっうれいをれ、いのまさらんとするをらざるのみと。

解説・意訳

葉公という人が子路に「孔子ってどんな人?」と質問したけど、子路は質問に答えませんでした 其の話を聞いた孔子が子路に「女奚わざる、りや、りをしてれ、しんでいをれ、いのらんとするをらざるのみと」と言ったという内容です それでは、詳しく解説していきます

まず葉公ですが、という国の重臣で葉(河南省)の地方長官だった沈諸梁しんしょりょうという人物の事を指しています そんな偉い人が子路に孔子の人物像を尋ねるのですが、子路は尊敬してやまない先生を手短に紹介する事なんてできず上手く答えられなかったようです そこで孔子が子路に言ったのが「」の部分なのですが、これを意訳すると…

「お前は何で言わなかったんだ 孔子という人は、興奮すると食事をするのも忘れるほど熱中するが、楽しむ時は辛くて切ない事も忘れる、老いが迫っている事にも気づかない人だと」となります 自分で自分の事を紹介するのですが、ユーモアがあって面白いですネ

ここからは余談になりますが、葉公が子路に孔子の事を聞いたのは「孔子を要職に登用したかった」からかもしれません そんなチャンスを逃した(かもしれない?)子路に一言言ってやりたかったんだと思います 怒った口調や言葉であれば本気度も増しますが、葉公の意図も分からないし、子路の性格なども考慮して本気とも冗談ともとれる言い方をしているのではないでしょうか? そんな気がします

Harashimaがアレコレ述べる章

ここからは趣を変えてネガティブな話になっていくので、日曜を気分よく過ごしたい方はここまでにしておく事をオススメしておきます (まぁ、大したことないんだけどネ)

今回の話はたまたま孔子のことを尊敬している子路に質問して上手く言い表せなくて何も答えられなかったワケですが、これが例えば子路が孔子に叱られた直後で一時的に孔子への悪感情をもっている時であった場合、ネガティブな情報を吹き込んだかもしれません これがどうなるか?分かりますか?

そうです 葉公に間違った情報を植え付けるのです 葉公は普段の孔子の人物像を知りたいのに子路の一時的な感情で言った事が葉公の「孔子像」となってしまうのです いわゆるネガティブキャンペーンや伝言ゲームです 葉公が子路から聞いた話を鵜呑みにするステレオタイプであれば更に厄介な事になります

フツー(多くの人)は「本当にそうだろうか?」とか「アレ?聞いた事ある話と違うな」などと思い、他の人にも聞いてみたり自分で調べてみたりするかと思うのですが、信じてしまう人もいます 仕方ない部分もありますが、これはもう「性分」によるものなのかもしれません いくら訓練しても中々抜けない(Harashimaもよく失敗する)

自分の失敗は自分で責任を負えば済む(間違った情報を流してしまったら謝罪して訂正する)けど、他人がした失敗でトバッチリを食う(間違った情報を流され不利益を被る)のは勘弁してほしい ウワサ話とステレオタイプが合わさるととんでもない事になる 詳しい内容は避けますが、経験者が語るのでホントです

ステレオタイプとは関わらないのが一番ですが、誰がそうなのか判別ができないし疑いたくもないと思います なので人の評判は自分の目や頭で判断するのが間違いないです 葉公も子路(他人)に聞くのでなく直接孔子と話をして孔子という人物を品定めすればよかったのではないかと思います

それはそれでお互いに駆け引き(例えば「よく見られたい」「下心がある」など)が生じたりして必ずしも正しい人物像を表わしているとは限らないけど、他人から聞いた他人の印象という間接的な情報より信用に値するはずです そういう所は手を抜かないようにしないといけません(自戒も込めて)

そういう事で今週も楽しんで過ごし、憂いも老いが迫るのも忘れる事にします なんてナ また来週!

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