論語 述而 其の十九 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回はサラッと聞き流してしまう言葉なのですが、その言葉の意味や奥を知ると「恐れ入りました」となるのですが、若い世代には「何?そのドヤぶり」に思える話かもしれません それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、我非生而知之者。好古敏以求之者也。

子曰く、我は生まれながらにして之を知る者にあらず。いにしえを好み、びんにして以て之を求むる者也。

解説・意訳

今回は慣れ親しんだ言葉が多く、特に意訳も必要ないくらいですが一応しておきます

先生は言った「私は生まれながらにして知識を持っている訳ではない。歴史や古代の出来事を好み、その中から敏感に知識や法則を追究する者だ」 となります

サラッと言ってますが要するに「私が色々と知っているのは先天性のモノではなく、今まで学んだ事の積み重ねである」という事です 誰にでも出来る事ではあるはずですが、誰にでも出来る事ではありません 多分、孔子からすると努力しているつもりはなく、気がついたら「『他人より多くの事を知る人』になっていた」という印象ではないでしょうか

Harashimaがアレコレ述べる章

「下手の横好き」「好きこそモノの上手なれ」なんて言葉がありますが、その延長にある話ですネ 「興味を持って継続する(好奇心と探求心をもって追究する)」の積み重ねが、いつしか大きな成果・結果として花を咲かせる例です 全ての積み重ねが大輪の花を咲かせるワケではありませんが、積み重ねて得た知識や経験は何物にも代えがたい財産となります

Harashimaは子供の頃ボクシングに熱中していて、それこそ「世界チャンピオンになる」と思ってジムに通って練習をしていたのですが、高校生の時に網膜剥離になってしまい早々と選手としての夢は潰えます ですが、本気で取り組んだ数年の積み重ねが今の自分に多大な影響を及ぼしていて、悪い面もありますが概ね良い方向に働いています

その後、気持ちを切り替えて指導者(トレーナー)で世界一を目指そうと取り組んだのですが、「若さゆえ(実績もなく、知識不足や若過ぎるという事もあって相手に聞き入れられないなど)」な出来事が多くて、コチラも長くは続きませんでしたが、経験した事は大きな財産となっています

人生の早い段階で大きな挫折をして色々と酷い目にも遭いながらも持ち前の負けず嫌いやナニクソ精神で乗り越えてきたのですが年を取った近年は、根底にあるモノは変わらないけど「自分で何とか出来る事か?そうでない事か?」でチカラの入れ具合やペースの配分を考えるようにしています(上手くコントロールできず、失敗も間違いも多いのが気になるけど…まぁ、これもそのウチ治まるでしょう)

こうやってトライ&エラーの繰り返しが積み重ねとなり「幅や厚み」になっていくと思うのですが、マニュアルの発達(高度化)により失敗する機会が減り、失敗=悪(下手)という構図が出来上がり失敗を極度に恐れるようになっている気がします 実際「マニュアル通りに出来ないヤツは要らない」なんて言葉もチラホラ耳にしますからネ

個人的にはマニュアル通りにしか出来ないヤツの方が心配になります マニュアルのない事象(未知・未来)に対応できない存在ですから、いつか必ず後手にまわる事になります 後出しジャンケンで常に勝てる狭い範囲の環境に居れば別ですが、フツーに世の中では全く通用しません 後塵を拝し淘汰されるだけです

おっと、いつものクセで話が逸れてしまった 読み返すと、誰も興味ない身の上話なんてしてしまって…恥ずかしいかぎりです

ホントは過去に投稿した「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(リンクはコチラ)」を基に、ロシア(プーチン)によるウクライナ侵攻の話でもするつもりでしたが…これ以上は話が散らかってしまうので次の機会にします それでは今週はこの辺で、また来週!

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