論語 述而 其の十七 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は短めですが内容の濃い話です そして、難しくて堅苦しいこともなくどちらかというとユーモアがあって微笑ましい一場面のように思います それでは、お付き合いください

原文・訳

子所雅言、詩書執禮。皆雅言也。

子のつねに言う所は、詩・書・執礼しつれい。皆雅に言うなり。

解説・意訳

まずは難読漢字から 今回は「雅」「執礼」を取り上げようと思います 「雅」は、これ一文字で「常日頃」という意味もあるようです なので「常」に置き換えて差し支えないと思います 「執礼」の方は、執が「行う」で、礼は家庭や社会での「儀礼や作法」などを意味しているそうで、マナーなモラルのことだと思います 以上のことを踏まえて意訳すると…

先生が常日頃から話題にしたのは『詩経』『書経』『マナーやモラルの実践』であった この三つを常日頃から話題にしていた となります

色々と調べてみると異なる意味にとれる訳がたくさんあって、それぞれ面白く納得させられるモノが多く、どれが真実であるかは不明です Harashimaは参考にしている書籍の訳に従っていますが、どれでもいいと思います こういうのが論語の楽しみ方の一つでもあると思いますから

で、意味は説明するまでもないですが…一応『詩経』『書経』の説明をしておきます(これも繰り返しになります) 詩経は、元々3,000以上あった歌謡の中から孔子が305編を選定したとされる歌謡集です 書経は、古代中国の為政者の政治や軍事にまつわる話を集めた書物です 孔子は常日頃より、この3つの事を話題にして話をしていた それくらい大切な事だと考えていたのだと思います

さて、ここからは余談になります Harashimaが気になったのが「雅に言う」が2回繰り返しになっている点です ここを活かした訳をした方が面白くなるのではないか?と思いテキトーな訳をしてみます

先生は常日頃から『詩経』『書経』『マナーやモラル』の話をした(なので)皆が常日頃から(先生のマネをして)『詩経』『書経』『マナーやモラル』の話をした なんてのはどうでしょう? すでにある訳かもしれませんが、尊敬する先生の話を聞いた弟子が他の弟子の前で一席ぶってる様子が想像できてユーモラスな雰囲気を感じます 元々論語は、孔子の言動を弟子たちが集めて編集して出来た書物ですからネ 無くはない気がします 知らんけど

Harashimaがアレコレ述べる章

今回は孔子の大切にしている事3つ紹介されていましたが、多分これが孔子という人物を形成するコア(核)になっているのだと思います 中でも『詩経』は孔子一門(儒教)の教科書だったそうなので、精神的な支柱(キリスト教の『聖書』イスラム教の『コーラン』と同様)になっていたモノと思われます

その人の人生観や価値観に大きく影響を与える人物や書物に出会うことがあるかと思います 子供の頃でいえば兄や姉、マンガやアニメ、絵本やTV(今どきならYouTube)などから刺激を受けて成長します その過程で座右の銘であったり人生訓など、自分の人生の指針やコアが出来上がっていくのではないでしょうか?

Harashimaでいえば、モハメドアリであったり「マネジメント」のP・F・ドラッカー、もちろん「論語」などがコアになっています(他にも影響を受けているモノや人は大勢います) そういったのを持たず何となく年齢だけ重ねちゃったコアのない人ほど感情的(自分の気持ちが優先)になり、ブレブレな人やキレやすい人になるのだと思います

そんな人にならないよう、常日頃から「本を読み」「興味関心のアンテナを高くして」「思いやりの心をもって」過ごしましょう 常日頃から皆にマネしてもらいたい なんてナ また来週!

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