論語 述而 其の三十一 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は先生(孔子)の人物像についての一節になります 道徳的な話ではないので気楽にサラッと読み流せる、何かしら上手い話に仕上げられれば…と思っているので、お付き合いください

原文・訳

子與人歌而善、必使反之、而後和之。

子 人と歌いて善ければ、必ず之かえさしめて、しかる後に之す。

解説・意訳

今回は難しい漢字もなく、説明しないと分からない語もないのでサラッと意訳していきます

先生は皆で歌っている時に善い歌だと思えば、必ずもう一度歌ってもらい、その後に自分も一緒になって歌う となります

あまりテキトーな事は言えませんが、「歌」というのは孔子の時代でいう詩歌にあたり、今の時代の「曲」とは異なるモノだと思われます けど、五七五の調べであったり韻を踏んだ言葉遊びが含まれているモノではないかと思います(知らんけど)

孔子はそういった歌会などが好きだったようで、今までにも弟子と一緒に歌ったり、楽器を演奏したりする話もありました 勉強(学問)だけでなく趣味や娯楽を楽しむ時間も設けていたのだと思います 仁の体得や道徳を積む人間的な成長に心血を注ぐだけでなく、余暇を楽しむ別の活動をすることでバランスをとる(偏りをなくす)ことを無意識に行っていたのかもしれません

今風にいうと「ワークライフバランス」というヤツを2500年前に実践していたという事になるのかもしれません 孔子は歌の他にも弓や釣りなども行っていたようなので、多趣味なのでしょうネ

Harashimaがアレコレ述べる章

今回の話を別の角度で現代風に意訳してみると、
孔子はカラオケで他人が歌った曲を気に入ったら、もう一度リクエストして、さらに次は自分も一緒に歌うって、同じ曲を連チャンさせて3回目はデュエットするワケですからずいぶんヤベェ奴ですネ 誰も一緒に行ってくれなくなるタイプじゃないですか? カラオケとか行かないので知らんけど

のっけからしょーもない話をしてしまった…話を変えます

ワークライフバランスの方で話を進めます
昨今、副業やダブルワークといった話をよく耳にします どちらもmoneyを目的にして行うのだと思いますが、時間に追われ体力もメンタルもすり減らされるだけでちっとも報われない(幸福感を感じない)のはバランスを欠いている(偏っている)からだと思います

さっきの話に当てはめて考えると、勉強と趣味をバランスさせるのが孔子流です 「趣味を仕事に」といった謳い文句に始める副業やダブルワークは、どちらも勉強(money)となり息抜きのための趣味(余暇)がなくなって苦しくなるのです 「趣味を仕事にすると続かない・楽しくなくなる」というのはそういう事のように思います

趣味の範囲でやるから失敗も間違いも楽しめるけど、仕事にしてしまうと失敗も間違いも「許されない」となりプレッシャーになるし、何かと窮屈になって楽しくなくなるのだと思います …けど、「仕事として取り組むからこそ」とやりがいに繋がることもあるかもしれないか、どちらとも言えないかも?

ならば、「趣味で始めた○○がいつの間にか仕事に…」というのが理想なのかもしれません アスリートなど、子供の頃から続けていたスポーツで活躍する内に、いつしかプロになり…っていうモデルです …あっ、でも「その競技が嫌いになる」なんて話もありますネ 何とも言えませんな

なんだか今回は話のバランスを欠いているようなのでこの辺にしておきます なんてナ また来週!

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