論語 為政 其の二十一 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回も問答形式の一節で、個人的には二面性を感じるので紹介されている訳を尊重しつつHarashima的な見解を後述しますので、最後までお付き合いください

原文・訳

或謂孔子曰、子奚不爲政。子曰、書云、考乎惟考、友于兄弟、施於有政。是亦爲政。奚其爲爲政。

或ひと孔子に謂いて曰く、子奚ぞ政を為さざる。子曰く、書に云う、考なるかな惟れ考、兄弟に友なり、有政に施すと。是れ亦た政を為すなり。奚ぞ其れ政を為すことを為さん。

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解説・意訳

今回も難読漢字がありますネ 説明していきます

「謂(い)う」は「言う」と同意です ちなみに「曰(いわ)く」は「言った」、過去形になると認識しています(違ってたらスミマセン)
「奚(なん)ぞ」は「何ぞ(なんで?)」となります 「于(う)」「於(お)」は意味のない字のようです(コチラも違ってたらスミマセン)

以上の事を踏まえて意訳していくと
ある人が孔子にたずねて言った「あなたは何故、政治に関わらないのですか」孔子は言った「『書経』に「一心に孝行を考える(行う)事、兄弟の仲をよくすれば(友)政治に関わっている事になる」とあります。これもまた政治に携わる事です。何もわざわざ国の政治に関わる事はありません」
となります

孔子のような君子が国の政治に関わらないのを訝しむ人の質問に、孔子は『書経』の一節を引用して答えています 両親を大切にして兄弟仲良く、家庭の秩序を保つのも政治である 国の政治を行う事だけが政治ではないと答えています

しかし、孔子の引用した一節は現存する「書経」に該当箇所がないようで「?」なそうです 『大学』という書に「修身・斉家・治国・平天下(※1)」というのがあって、コチラの「書」なのかもしれません

※1 まずは自分が規律を正す(修身)そうすれば家族もそれに倣う(斉家)そのような家庭が集まれば国も治まる(治国)治国が増えれば平和な世の中になる(平天下)という儒教の思想

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Harashimaがアレコレ述べる章

今回の一節はそのまま受け入れればいいのかもしれませんが、そこはひねくれ者のHarashimaですので「らしい」独自の意訳をブッ込んでいこうと思います 

孔子は理解のある君主に仕えたいと考え諸国を旅して廻ったそうです それがホントであれば「国政に興味がない」ともとれる今回の一節は違和感があります 個人的には「武士は食わねど高楊枝」の君子バージョンではないか?と推察します

ホントは興味津々なのに強く欲しがったり、本心を見せないのが君子の振る舞い、といった事情で内心は違ったのかもしれません(別の一節では欲しがったり、ふとした素の言葉に思える一節もあるのでHarashimaの偏見です ご承知おき下さい)

「興味ある」「国政に参加したい」と言える状況になかったのかもしれないし、真相は藪の中ですが素直に「やりたい」といえばチャンスはあったのではないか?と後で後悔しそうにも思います 「プライドが邪魔をする」ってヤツです

さて、孔子の話はこれくらいにして「修身、斉家、治国、平天下」の話にも少し触れておきます ※1で十分伝わるとは思いますが、堅苦しく感じる人の為に別の視点で説明します

経済の話にすると身近に感じるかな? 経済には「ミクロ経済」「マクロ経済」というのがあります 「ミクロ」とは「小さい」、「マクロ」とは「大きい」を表わします で、ミクロ(個人消費、家計、地域経済など)の動向がマクロ(企業、行政、国家間など)に影響を与える という話です

儒教も経済も同じで小さい事を大切にしないと大きな事に影響を及ぼします 高い所から俯瞰するのも大切ですが、そうすると細かい所に目が行き届かなくなるモノです 要所要所に適材を配すのが善い(適材適所)のですが、現実は….ですネ

話が逸れてしまうので、この辺で止めておきます

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