毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回の一節は孔子の人付き合いというか、人との接し方についての話です 見た目やウワサなどの外的要因で相手を軽く見ると痛い目に合いますよ それでは、お付き合いください
原文・訳
子曰、吾有知乎哉。無知也。有鄙夫問於我。空空如也。我叩其兩端而竭焉。
子曰く、吾れ知ること有らんや。知ること無き也。鄙夫有りて我に問う。空空如たり。我れ其の両端を叩いて竭くす。
解説・意訳
まず漢字の説明をしていきます 「ワレ」(吾れ、我れ)が2回出てきますが「吾れ」の方は、 特に他を意識せず自分を呼ぶのに用いるのに対して「我れ」の方は、他の人を意識して自分を呼ぶのに用いるという違いがあります 「知る」も2回出てきますが、コチラはどちらも「知者(知識人)」です
「鄙夫」は最近登場した鄙事(いやしい事・つまらない事)の事が夫(人)になっただけですので、「いやしい人・下品で洗練されていない人」といった意味になります 「空空如」も以前登場していて、その時は「広々とした、何もないさま」といった意味でしたが、ここでは「空っぽ、バカ正直」といった意味で使われています 最後の「竭くす」は「全部出しきる・尽きるまでする」という意味です
以上を踏まえて意訳していくと
先生は言った「私は知者だろうか いや、知者ではない いやしい下品な人が私に質問した 何も知らない空っぽでバカ正直な人だ 私は最初から最後まで話を聞いて全ての質問に答えるのだ」となります
要するに相手が誰であろうと分け隔てなく接し、教えを請われれば誠心誠意を尽くして応じる という話です けど、それなら「自分が知者かどうか」なんてくだりは必要ないように思えます この部分にも意味があり、その後の話と関係しているなら別の訳も考えられます
例えば、いやしい下品な人(学問をすることなく年を取った人)にも「生きる(活きる)知恵」があって、その知恵と孔子が学問して身に付けた知恵を比肩して双方の知恵について質問したりされたりして語りつくす…「自分は知者である」という思い込みや驕り高ぶった部分があったのではないか?と内省する話かもしれません(知らんけど)
どちらにせよ、身分や見た目で人を判断する(決めつけつける)のは間違いであり、対等な関係でディスカッション、コミュニケーションすることに新しい発見や気づきの元があって良い刺激になるのだと思います 一方的で常に上から目線で話す人と話しても対等ではないから会話にならないし、そもそも楽しくも面白くもないよね そういうことです
Harashimaがアレコレ述べる章
実力や能力以上の地位に就いちゃって、求められている役目や役割を果たせず虚勢を張って高圧的な言動になっている人・勘違いして高飛車な天狗になって聞く耳を持たない人・その両方な人、いるよね 誰が悪いのか?は置いておいて、こんな人が上にいる組織は腐っていき機能不全に陥って停止・沈没していきます
これを治療するのは大変です 長い時間と多くmoneyを必要とする割に、そのほとんどが本来なら必要ないムダな時間とmoneyだからです しかも、自浄しようにも腐った(間違った)ぬるま湯に慣れきってしまい本来の姿を見失っている可能性もある(本来の姿を「面倒」と感じてやらない場合もある…こちらの可能性の方が高い?)
まぁ、何でも他人事で役目も役割も他に押し付けてきた代償だと思います 高度な教育を受けて、それを悪用して楽してきただろう結果です 肩書や立場を利用して屁理屈こねて、恫喝・脅迫を駆使して相手を屈服させる そんな間違った成功体験を繰り返してきたんだと思います それを見て真似るマヌケが増えて、それがいつの間にか「フツーの事」になり崩壊していくんだろうね
「朱に交われば赤くなる」といいます 朱(主)が善ならば良いのですが悪なら…ということですかね なんにせよ、相手へのリスペクトなく横柄な態度で接する人とは距離を置いた方がいい、面倒に巻き込まれるし、面白くも楽しくもない 絡んできたら「無(ゼロ)」ですよ「無(ゼロ)」 感情も表情も逆撫でられてもフラットで聞き流す 下手に刺激すると面倒なので勝手に勘違いさせておけばいいのです
よく知りもしないで決めつけられたレッテルを変える(見直させる)ことは難しいし、相手が気づいてすることなのでね 内心、「気づかない鈍感な人だ」と思っておけばよいのです しかし、実害があった場合は別です 証拠を集めてタイミングを見て告発しないと身の危険があります こういった勘違いさんはエスカレートするのでね(なにせマヌケですから)
おっと、これらも「悪口」と勘違いされて主(朱)な方々の耳に入ったら大変なのでここら辺にしておきます(聞く耳がないから大丈夫だって?) こういう人は自分の評判には敏感で地獄耳なんですよ それでは、(生きていれば)また来週! なんてナ