論語 雍也 其の十六 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は正直どう扱ってよいのか難しい話です ここから何を読み取ればいいのか?書き進むウチに何か閃く事を願いながら始めます 今週も、お付き合いください

原文・訳

子曰、不有祝鮀之佞、而有宋朝之美、難乎免於今之世矣。

子曰く、祝鮀しゅくだねい有らずして、宋朝そうちょうの美有るは、難いかな 今の世にまぬかるること。

解説・意訳

今回は先に意訳をして後から色々と説明していきます

先生は言った「祝鮀のような能弁もなく、宋朝のような美貌をもつ者は、難しいな 今の世で害されずにすむことは」 となります

祝鮀とは、衛の国の重臣で能弁()であったそうです 宋朝というのは、衛の国の国主霊公れいこうの夫人南子なんしの愛人で、とてもイケメンだったそうです そんなイケメンなだけで、祝鮀のように弁の立つ(クチが達者)ワケではない宋朝は今の時代では通じないだろう と言ってます

要するに、見た目がいいだけで中身が無ければ通用しない…いつの時代にも通ずる話かと思います ただ、この話の背景を知ると別の意味・解釈ができます どのような背景があったのかザックリ説明すると、元々は南子が霊公に嫁入りする前から南子と宋朝は恋人であったのです その不倫がバレて…って場面だと思われます

そういった背景があった場合、弁が立とうがイケメンであろうが不倫はいつの時代も叩かれる といった意味になります 名前を出された祝鮀にとっては、いい迷惑な話かもしれません 

Harashimaがアレコレ述べる章

今回は珍しく色恋の話でしたが、どうだったでしょう? チョイ付け足しておくと、南子は元々は「宋」の国の公女で、とても美人で有名だったそうです しかし、自由奔放で衛に嫁入り後も言葉巧みに愛人(宋朝)を衛に呼び寄せたり、なにかと「お騒がせ」な人物だったそうです

浮気や不倫というのは、いつの時代も許されるモノではないですネ 個人的には「モテる人は寄ってくるんだから仕方ない」と思うのですが、断らないモテる人が悪いとかパートナーがいるのを知ってて言い寄る方が悪いとなりますよネ それがフツーらしいので受け入れてるけど、なんか違和感を覚えます

リスクとリターンを考えれば浮気や不倫はリスクでしかないので、NGなのはアタマでは理解できているものの性欲は本能ですからネ 逆らって理性で抑え込むのは難しいと思います モテる側の人は、うらやましい苦労を抱えているのだろうなぁ

話題がしょーもなくなってきたので、この辺にしておきます また、来週!

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