論語 述而 其の十一 《long》

論語

毎度ぉ~、はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回 “も” とてもタイムリーな話題で驚いています moneyの話なのですが、それとは別な興味深い事にも気づいたので併せてダラダラ述べていこうかと思っています それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、富而可求也、雖執鞭之士、吾亦爲之。如不可求、從吾所好。

子曰く、富にしてもとくんば、執鞭しつべん士といえども、吾た之を為さん、如し求む可からずんば、吾が好む所に従わん。

解説・意訳

詳しい内容については後述するとして、まずは意訳をしていきます

先生は言った「富を追求してよいモノとするならば、たとえ御者であろうが、私はなるだろう(しかし)追求してはいけないモノならば、私は好きなように生きるだろう」 となります

訳と意訳を比較して「執鞭の士」が「御者」に、「好む所に従わん」が「好きなように生きる」という箇所を少し説明しておきます 執鞭の士というのは「ムチを持つ者」ということで「御者(馬を操る者:馬車の運転手)」となっています 「好む所に従わん」が「好きなように生きる」なのは、「好奇心に従って好きな事をする」=「好きなように生きる」となっています

ここで少し余談になりますが「御者(馬車の運転手)というのは儲かる仕事だったのか?」です
個人的な見解ではありますが「執鞭の士」というのは御者ではなく「拷問をする人」ではないかと思います 「拷問をする人」は、他人を思いやり、人としての徳を高める生き方を説く儒教と真逆な仕事です しかも今でいう公務員にあたる職務であるから高給であったと思われます 鞭を手に執り罪人を打ちのめす…富というモノを追求してよいのであれば、そんな仕事であってもするだろう…という事ではないかと思います こちらの方が収まりがいい気がするのですが、どうでしょう?

話を戻します
しかし、富というのは追求してはいけないモノなのであれば、(多少オーバーな表現ですが)暴利を貪りmoneyのためなら何でもする事よりも、少しくらい貧しくとも好きな事をして生きる方を選ぶ といっています 身の丈に合った生活を送り、物的な富よりも心や日々の小さな幸せを重視する生き方をするという事です

どちらが良いかは人それぞれなので、どちらを選んでも「間違いではない」という事を教えています

Harashimaがアレコレ述べる章

今回は「moneyを稼ぐことは悪い事なのか」がテーマになっていましたが、いかがでしたか? 個人的には全然悪いことではないと思っています moneyに(新しい古いの意味ではなく)キレイも汚いもなく、あるならソレは「稼ぎ方」です 真っ当な商売で稼いだmoneyを「キレイ」、後ろ暗い方法で稼いだmoneyを「汚い」といっているのではないでしょうか

今回の話でいくと、『富を追求してよいモノなら「拷問する人」も給料が支払われる真っ当な仕事であるから、主義主張とは反するがその職に就いて稼ぐ』という事です そうではなく『「富というのは追求するモノではない」というなら、富を求めるよりも好きな事をして生きる』という話です

主義主張を曲げて稼ぐことが正しい事か?が問われる話でもあり難しいところですが、富を追求するのであれば多少の変節もいとわないくらいの柔軟さが必要なのかもしれません 「清濁併せ吞む」なんて言葉もありますからネ けど、一度濁った水をクリアにするには長い時間と手間暇がかかります なるべく避けた方が賢明に思います

「悪銭身に付かず」です 例えば、犯罪行為で楽して簡単に稼ぐ裏にmoneyを失った(騙し取られた)人がいるとして、奪った側にmoneyの有難みは分からないだろうから浪費する 複数で奪ったのであれば、10奪っても10は手に入らず右から左へ目減りしていきます もしかしたら分け前で揉めて、それが元で発覚して捕まることもあります 善悪の見極めが大切です

Harashimaはmoneyが大好きなのでmoneyの話になると目がないのですが、盲目的になることなくキチンと見極めるようにしています その方法が「三方よし」であったり「三方一両損」です(詳しい話はググってください) moneyに限らず、行動する指針や基準にもしています 損することが多いのですが、適正な富の追求を心掛けているので大きく儲ける事もないけど、心を削ってまでmoneyに振り回される事もありません ほどほどが一番、「足るを知る」です

長々と述べてしまったけど、好きな事をして稼げるならソレが一番いいですよネ Harashimaもブログが人気になって勝手にチャリンチャリンmoneyが入ってくるブロガーの最上級「ブロゲスト」を目指してコツコツ続けるまでです その日を心待ちにして、今週はここまで また来週!

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