論語 述而 其の十五 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は負け惜しみとかではなく、Harashimaも同じ気持ちでいる一節です またしてもmoneyの話になってしまいますが、お付き合いください

原文・訳

子曰、飯疏食飮水、曲肱而枕之。樂亦在其中矣。不義而富且貴、於我如浮雲。

子曰く、疏食そしらい水を飲み、ひじを曲げて之を枕とす。楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富みとうときは、我に於いて浮雲ふうんの如し。

解説・意訳

まずは難読漢字ですが、今回は「疏食」と「貴き」、「浮雲」あたりを説明しておこうと思います
「疏食」には複数の説があり、菜食(肉や魚を避けた食事:ベジタリアンともいう)説と米以外の粗末な穀物(あわひえ)を指す説があるようですが、粗末な食事であることには変わりありません

「貴き」は「尊い」ではなく、高貴な地位や立場のことを言います 「浮雲」は「うきぐも」とも読みますが、どちらも空に浮かんで漂う雲を指し、転じて不安定でどこへ漂うか分からない身上の形容としても用いられます 以上のことを踏まえて意訳すると…

先生は言った「粗末な食事をして水を飲み、肘を曲げた腕を枕とする そんな暮らしの中にも楽しみはある 不正な手段で得た富や高い地位は私にとって空に浮かぶ雲のようなものだ」 となります

これは決して負け惜しみとかではなく、質素な生活を送ろうとも精神的に充実していれば楽しみはあり、貧しくて卑屈になったり悲哀に暮れたりしないという事です そんな事よりも、インチキやデタラメを駆使して富や高い地位を手に入れたとしても、私にとってそれは空に浮かぶ雲と同じだ すぐに散り々になって消える不安定で頼りないモノでしかない といっています

Harashimaがアレコレ述べる章

以前紹介した述而-11(詳しくはコチラ)にも通ずる話になります あえて貧乏な暮らしをする事を清貧といいますが、そうではなくとも貧困に苦しむ人は多くいるかと思います(Harashima家も常に金欠で貧困といえる状況ではありますが、ホントに苦しんでいる人からすれば「恵まれている方」の部類にいると思われます)

今回の話にあるように、米も食えず飲料は水だけというような生活になれば自暴自棄になりそうなものですが、その中にも楽しみはあるというのです それは例えば、自然の恵み(季節の旬な食材)を獲りに行ったりするとか、近所の方との互助(おすそ分けや物々交換)などを含む地域交流とかだと思います 物的な幸せは少ないかもしれないけど精神的な幸せを感じられるという事です

そんな生活に嫌気がさしてmoney目当てに不正な方法(間違った成功)で高給や高い地位を得ても、実力が伴わないのだから雲のように地に足のついていないフワフワして不安定な心地になるといっています その通りです そして、そういう人が上に立てば組織は腐敗していきます そんな例は枚挙に暇がありません

そんな人を改心させて教育するには長~い年月がかかる…というか、その人でなければいけない理由がないと思います なぜなら、今までずっと組織の稼ぎを掠め取っていたワケでしょ?! そんな人が今さら勉強して、努力して、なんてするワケがない…(と、思う)

実際、何ら変わりないからネ 言われた事だけ言われた通りにやってるだけの伝言係りのままだし…人一倍エラそうに言ってるだけでその人でなくても出来るし、何よりシンプルな話をややこしくしてる節もある(伝言ゲームや尾ひれが付いた話になる)

まぁ、マニュアル化の弊害だろうネ
マニュアル通りやればいい・マニュアル通りにやっただけ・マニュアル通りに出来ないヤツが悪い・マニュアルから外れる事は許されない、許さない…マニュアル至上主義に陥った、考えることを放棄した結果だと思います これを正す・脱するのは…相当な時間と労力、moneyが必要になるだろうネ 何せ積年のマインドを解除しないといけないんだから…

けど、これを早期に進める方法が無いワケではなく、その方法はもう少し先になりますが論語にあります 楽しみにお待ちください 何!?待てないだと?! 仕方ない…顔淵22の「樊遅仁を問う」というのが参考になると思います 実践してみて下さい

また、大幅に話が逸れてしまいましたネ この辺で止めておきます それでは、また来週!

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