論語 里仁 其の十一 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は君子と小人を対比しています 前にもお伝えしてますがHarashimaは君子を目指してるワケではなく、しょーもない人(小人)にならないように学んでいます まだまだ道半ばですが、お付き合いください

原文・訳

子曰、君子懷徳、小人懷土。君子懷刑、小人懷惠。

子曰く、君子は徳を懐い、小人は土を懐う。君子は刑を懐い、小人は恵を懐う。

解説・意訳

この一節で多用されている「懐」というのは「思う」と読み、常に心にある・気に掛けているといった意味になります では、「徳」「土」「刑」「恵」について説明していきます
(「とく」と「」・「けい」と「けい」で語呂の良い洒落を利かせてあるのですが、孔子は小人には厳しい人だったので、これは強烈な皮肉をジョークやユーモアにしていると思います) 

君子の「徳」と「刑」ですが、徳というのは徳義の事で徳義を重視しつつも自由である、という事を表わしています 刑の方ですが、君子というのは美的・倫理的な修練を積んだ人であり、それなりの身分(位の高い人)であったことから常に善悪や法律(刑罰)について思いを馳せていた、となります

小人の「土」と「恵」の土は故郷を指し、地元に籠り執着して自由ではない、という事を表わしています 恵は、身分の低い小人は常に権力者からの恩恵を受ける事ばかり考えている、という意味になります

以上を踏まえて意訳すると
先生は言った「君子は常に徳義を心がけ、小人はいつも故郷を気に掛けている 君子は常に善悪を気に掛ける 小人は権力者からの恩恵を気に掛ける」となります

昔は身分制度があって平等とはいえない状況にあるのがフツーだったので、君子と小人では差別的な表現がされています 特に徳と土のくだりは「?」な感じですが、君子は土地を選ばず徳義をもって自由に行動できるが、小人は地元から離れられず自由ではない、という事を言いたかったようです

Harashimaがアレコレ述べる章

君子と小人を対比した一節は今までも、これからも多く登場します 今回のように精進を差別的に扱う一節もあるかと思いますが、しょーもない人という役で登場してる「困ったチャン」だと思って考えればいいのかな?と思います(架空の人ってイメージです)

まぁ、実際に小人はいるんだけどネ
例えば、マイルドヤンキーなんて呼ばれている人達? 地元が大好きで狭いコミュニティで満足しているらしく、それっぽくない? けど、いない事にしておかないと色々とマズい事になりそうなので、いない事にしておきましょう

刑と恵の方は語りだすと長くなるのでサラッと流すと、小人が間違って善悪や法律をつかさどる立場になれば自分に都合よいように改悪が進むよネ 正直者が馬鹿を見るって事が多くなるかと思います 小人を取り立てないのが最善かと思いますが、権力者からの恩恵を常に考えているのであれば、間違って取り立てられる事もあるよネ

架空の人物、小人に要注意ですな 小人にならないよう学びましょう!

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