論語 里仁 其の十 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は漢字の読み替えが複雑に思える一節です いつものように、参考にしている本のとおりに紹介した後、Harashimaのテキトーな意訳も述べるスタイルで進めていきます お付き合いください

原文・訳

子曰、君子之於天下也、無適也、無莫也、義之與比。

子曰く、君子の天下に於けるや、適も無く、莫も無し。義に之れ与に比しむ。

解説・意訳

参考にしている本の意訳を要約すると、「君子とは、親切であったり薄情であったりしない 正しい事(善)に親しむ」という解釈がされています 「てき」「ばく」は諸説あるようで善&悪、厚&薄と読み替えるようで、本書では厚&薄に読み替えられています

他にも「に之れともしたしむ」の「義」は「正しい」、「比しむ」は「親しむ」と読み替えます 別に不都合なことはないけど、何だか都合よく変えられてる印象がありモヤモヤします なので、Harashimaは漢字を活かしたイカしたテキトーな意訳をします(笑)

先生は言った「天下の君子においては、適当な事はしないし、漠然としたことも言わない (受けた)恩義や義理に比例するモノを与える」なんてどうかな? 適、莫(漠)、義、比を上手く使えたんじゃないかな?

要するに、「君子ともあろう者に、いい加減な言動はない (受けた)恩義や義理は全力で恩返しをする」って事です お人好し具合が爆発してて、いかにも悪い人に利用されそうじゃない? けど、昔の人はそれくらいピュア(純粋)で正直だったと思います

Harashimaがアレコレ述べる章

今回は参考にしている本から随分と逸脱してしまったテキトーな意訳をしたけど、漢字の感じ(笑)は良くない? 2500年前のことは何にも分かりませんが、現在より純朴で素直、気位は高くとも善悪の分別があり、人との関わりが強かったと思われます

「我こそは君子なり」という人や「あの人は聖人君子だ」といわれる人は気を遣ったのではないかと邪推してしまいます(「武士は食わねど高楊枝」って感じ?) それを逆手にとって受けた恩を仇で返す不届き者や利用する悪い人がいるのも、いつの時代も同じかと思います

ただただ、正しい事(善)を好む(親しむ)君子であるには障壁が多いようです しょーもない人のしょーもない理由(面倒、やりたくない)に振り回されて、しょーもない事に巻き込まれないように気をつけたいですネ

 

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