論語 雍也 其の九 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は理由は分かりませんが、出世を拒む弟子の話です 謙遜してるのか?ホントに嫌がっているのかは不明ですが、どういう内容の話なのか? それでは、お付き合いください

原文・訳

季氏使閔子騫爲費宰。閔子騫曰、善爲我辭焉。如有復我者、則吾必在汶上矣。

季氏 閔子騫びんしけんをしてさいと為らしむ。閔子騫曰わく、善く我が為に辞せよ。如し我を復する者あらば、則ち吾は必ずぶんの上に在あらん。

解説・意訳

今回は先に意訳して後から色々と解説していこうと思います

季氏は閔子騫を費の宰に任命しようとした 閔子騫は(使者に)言った「ありがたい話だが、お帰り下さい もし、ふたたびお越しになるような事があれば、私は汶の上に逃げていくでしょう」 となります

季氏が前節にも登場する季康子なのか?は分かりませんが、同じ「季」一族の誰かだと思われます その季氏が使者を通じて閔子騫に「費(季氏の領地)の宰(長官)にならないか?」と誘うのですが閔子騫に断られてしまいます

閔子騫は本名を閔損びんそんといい、子騫はあざ名になります 孔子より15歳若い弟子で顔回や冉雍などと並ぶ、徳の高い人物だったそうです 話しを戻します 断った閔子騫は「また来るようなら汶の上(魯と斉の国の近くにある河のほとり)に逃げていく」と断固として仕官しない意思を示しています

断る理由についての記述はありませんが、どうやら昔の考えには立身出世してmoney(金)やpower(権力)を得たい人ばかりではなく、清く慎ましく生きる(いわゆる清貧)が美徳である、そういう生き方こそ正しいと考える人もいたようで、閔子騫は後者のタイプだったのでしょう だから断っているようです 

Harashimaがアレコレ述べる章

今回は思想や心情が絡んだ話になるかと思います 価値観ともいうのかな? 「リーダーシップを発揮して世の中を動かしたい」「誰よりもmoneyを稼いで裕福な暮らしがしたい」と思う人がいる一方で「争いなく静かに暮らしたい」「儲かりはしないけど世の中のために貢献したい」など色々な想いを持った人がいるワケです

Harashimaは欲張りなので「世の中に貢献(moneyを稼ぐ事であったり人の役に立つ事を)しつつ、自分も儲ける(厳密には、儲かった中から分け前をいただく)」のを信条としています 難しいんだけどネ

個人で出来る事は小さいので企業に所属して、その企業を儲けさせる事で世の中に役立ち、儲かった中から給料をいただいてるワケですが、儲けさせてる割りに扱いが悪いんだよネ 全然儲からない 儲からない事をしてる人の方が儲かってる(たくさんもらってる) やるせないワァ

COVID-19の影響で企業も苦しくなる一方に感じますが、儲からない人を多く抱えている企業ほど大変だろうネ 多額の報酬を払ってるのに報酬に見合うmoneyを稼がないどころか余計な仕事を増やして働いてる気になってるだけなんだから…(いわゆる「コストパフォーマンスが悪い」ってやつです)

おっと、これ以上は陰口や悪口になってしまうので止めておきますネ

「なりたい・やりたい」だけで出世しても実力が無ければ儲けることは出来ません
実力をつけるためにも学び、実践していかないとネ  また来週ぅ~!

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