論語 雍也 其の十九 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は、「隠し事が明るみに出て炎上」という内容のニュースが目立つ昨今に当てはまる話です 「悪いことは出来ない」と思わせる内容になっていますので、覚えて帰ってください それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、人之生也直。罔之生也、幸而免。

子曰く、人のくるやなおし。之れをいて生くるや、幸いにしてまぬかる。

解説・意訳

今回は割と簡単な漢字が多く、そのまま読んでも何となく内容も理解できるのではないでしょうか? それでも、一応「罔う」は普段使わない漢字なので説明しておきますと直の反対「曲がる、よこしま、欺く、偽る」といった意味の漢字です それでは、意訳していきます

先生は言った「人が生きるのは(本来)素直で真っ直ぐなものである 曲がって生きるのは幸いにも(厄災)を免れているだけだ」 となります

簡単に言うと「人は素直に生きるのが真っ直ぐで本来の姿だ 曲がった生き方をして厄災に見舞われないのは僥倖である」ということです 先述しましたが、隠れて悪いことをしてたのが露呈して炎上する、逮捕されるなどというのは「曲がった生き方」をしていて、今までが僥倖(思いがけない幸運)であったという事です

最近は言わなくなりましたが「お天道様が見てる」、悪いことや曲がったことをすれば露呈して裁きを受けるという事です 中国にも、2人だけの秘密だといっても、すでに天が知る、地が知る、我(自分)が知る、子(相手)が知る事となり必ず秘密は漏れるという「四知」という言葉があります 秘密(この場合は悪事が多い)が漏れないでいるのは幸運なだけで、曲がった事はいずれバレるという話です

Harashimaがアレコレ述べる章

今のこのCOVID-19(いわゆるコロナ禍)で、社会のシステムも一変してしまい今までの慣例や慣行が通じなくなり、よろしくない行いが露呈して苦境にある人や組織も多いかと思います 想像ですが「悪い事と思ってなかった」「昔(前任者以前)から行われてきた」という理由が多いのではないでしょうか(知ってて続けていたのも多いんだろうけど…)

最近の例でいくと、自民党とカルト教団の蜜月なんかが挙げられるかと思います 元首相の銃撃事件をキッカケにしてカルト教団との長年の蜜月(癒着?依存?)ぶりが露呈して大変な事になっています あまり詳しくないので突っ込んだ話題は避けますが、『「バレなきゃOK」だったんだろうなぁ…』という感じがして、無党派層ではありますが自民党への好感度は下がる一方です

他にも、東京オリ・パラリンピックを巡る汚職事件なんかもそうです 秘密(巨額の不正なmoneyが動いていた事)がバレて逮捕者が出て、これまた自民党の大物議員も関与していたんじゃないか?とかで更に新たな秘密がバレて逮捕者が出るのではないのでしょうか…

これだけのステータスを持った人達でも曲がった事をするんだから、人が素直に生きるのは難しい事なのかもしれませんネ……逆に、曲がった事をしてステータスを高めてきたのかな? どちらにしても、僥倖に期待して悪事に手を染めるギャンブルは勝ち目はないと思った方がいいです なぜなら、ギャンブルの相手は神や天、taoですからネ 勝てっこないのです 素直に謙虚に生きるのが正解だと思います

もちろん「今日も一日、僥倖だった」と感謝して過ごすのも否定しませんよ 曲がった生き方をしてる人に、そんな謙虚な気持ちがあるとは思えませんが……(先入観)

それでは、また来週!

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