論語 里仁 其の二十四 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回はクチばっかりで何もしない人にブッ刺さってほしい一節です いつもより熱がこもって長くなるかも?しれませんが、最後までお付き合いください

原文・訳

子曰、君子欲訥於言、而敏於行。

子曰く、君子は言に訥にして、行いに敏ならんと欲す。

解説・意訳

まず「言に訥にして 」の「とつ」は、つっかえながら、スローテンポという意味があり、ここでは「クチ下手」と訳されます 「 行いに敏ならん 」の「びん」は、機敏・俊敏の敏で素早いという意味で「やる事は素早い」と訳します

以上を踏まえ意訳すると
先生は言った「君子はクチ下手であり、行動は素早い事を望む」となりますが、必ずしもクチ下手でなければいけないワケはないし、素早い事を望むよりも素早くありたいの方が「欲する」に近いように思います

なので、参考にしている本では「クチ下手であっても、行動は敏捷びんしょうでありたいと願う」と訳されています コチラの方が、より君子(ひとかど:立派な人)たらしめる一節になって、いい感じです(←軽い言い方…)

Harashimaがアレコレ述べる章

参考にしている本の解説には「孔子は必ずしも能弁(よくしゃべる)のを否定しているワケではない 喋りがスローであったりタドタドしくても、言った事を確実に実践するのが君子である」とあります そうありたいですネ

Harashimaの周りにクチだけ立派で何もしない、理不尽な事を言って丸投げして自分は何もしない、インチキやデタラメを言って途中で投げ出すなど、おおよそ君子には程遠い言動をする人が大勢います 一時は腹が立ちましたが今は呆れています

思った通り、昨今のCOVID-19による世界的な変化が今までの常識を覆し、正解のわからない事態やピンチに陥った時に本性というか真価が問われるモノですが、指示待ちで思考停止してるように見えます(上の指示に従い、勝手な事はしないのが正解なのかもしれませんが…)

リーダーシップがどうやらとか、自ら考えて行動する事を推奨するみたいな事を言ってて、率先するべき階層が何もしようとしないんだから最下層のHarashimaが動かない事をよく思わないのは違うように思います 動けば「勝手なことするな!」や「また目立とうとして…」というような感じになって面倒が増えるだけでメリットがない

そうならない程度に黙ってコソッと目立たない事をチマチマ行ってるけど、これもまた何のメリットもない 誰も見てないし、気にも留めないからネ やる気を失くすし、やり甲斐も感じないワァ

おっと、話がネガティブに逸れだした…

黙々と働く勤勉な人を蔑ろにしてクチばっかりで中身の伴わない、しょーもない人を登用すると困った時やピンチの時に全く機能しなくなり立ち止まってしまい、必死に前に進もうとする者の後塵を拝す事になります

こういう時にこそ敏捷に動ける人になれるよう日頃より備えておきましょう!

 

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