毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は質素倹約にまつわる話です 格差というか、貧富の差が増しCOVID-19の影響もあり、思いがけず節約生活を強いられる方も多いかと思います(Harashima家も例外ではありません) 少し消極的に感じるかもしれませんが、お付き合いください
原文・訳
子曰、以約失之者、鮮矣。
子曰く、約を以て之れを失う者は、鮮し。
解説・意訳
まず「約」ですが、はじめに紹介した倹約、節約の約です 「之れを失う」は参考にしている本では「失敗する事」となっています 「 鮮し 」は「少ない」となります
以上を踏まえ意訳すると
先生は言った「質素倹約、控えめな暮らしをしていれば、失敗する事は少ない」
となります
派手な羽振りのいい暮らしは長続きしないので、無駄な出費は控え苦しくない程度の節約を心がければ失敗する事は少ないし、何事かあった場合に備えておくことが出来るという一節です 失敗したくないなら清貧であることが望ましいと言ってます
Harashimaがアレコレ述べる章
少し意地悪な解説をしてしまったかな? 清貧を否定する気はないけど、物質的な豊かさを求めるならmoneyは必要ですし、moneyを得るにはノーリスクとはいかないモノです 失敗を恐れていてはmoney(物質的豊かさ)を得るチャンスを逃してしまうかもしれません なので今回の一節はHarashima的には素直に聞き入れることは出来ない…かな?
余談になりますが、参考にしている本では「 約を以て之れを失う者」の部分を分けていましたが、コレを一文としてみると「質素倹約していれば、今以上に何かを失う者」とも訳せるのではないでしょうか? まぁ、こう訳して何か別の意訳をするわけではないけど…
さらに余談ですが、最近話題のメンタリストの炎上というか差別発言は物質的豊かさに浴して感覚がマヒしてしまったんだと思います(メンタル的な闇もありそうだけど) 謙虚に控えめであれば、ああいった発言というか発想も浮かんでこないのではないでしょうか? 何事もほどほどで足るを知る事が富む……じゃない、肝要ですネ