論語 泰伯 其の十七 《long》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は、何をするにもこういった心持ちでいる事が長続きするコツなのかもしれないと思う短い一節です 特に、物事が長続きしない人に覚えていってほしいですね それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、學如不及、猶恐失之。

子曰く、学ぶに及ばざるがごとくするも、お之れを失うをおそる。

解説・意訳

先ずは漢字ですが、今までに出てきた事のあるモノばかりで難しいのはありませんね なので、さっそく意訳していきます

先生は言った「学問をするには(学ぶ対象を必死に追いかけても)追いつけないような気持ちで取り組んでも、まだ見失う恐れがある」となります

「ちょっと何言ってるのか分からない」かもしれませんが要するに、自分が追い求めている物事(今回の場合は儒家が目指している「仁」という境地?)に辿り着くために必死に仁を追いかけても「これは仁なのだろうか?」「果たして仁といえるのだろうか?」と自分の未熟さを思い知らされたり、仁の掴みどころの無さに「仁」を見失う恐れがあるという事だったり、仁に近づこうと追いかけても仁が逃げて行く(辿り着けない)という事ではないでしょうか

少し違うかもしれませんが、例えば「強い」とは?という事を学問したとして、格闘技を始めて修練を積んで大会で優勝する、チャンピオンとなるのが「強い」なのか? 修行や苦行を乗り越えた屈強な精神力を備えた人を「強い」というのか? また、物質でいえば硬い事が「強い」なのか? 変形しない事が「強い」なのか? 色々な「強い」があるワケですが「強い」を追い求めてるうちに、「強い」とは何なのか?を見失ってしまう恐れがある 「強い」の答えや神髄に辿り着けない…というような事だと思います

Harashimaがアレコレ述べる章

始めに「長続きのコツ・長続きしない人に」と書きましたが、これをどう繋げるか? 繋がるんだけど、上手く繋げられる(説明できる)か…一抹の不安があるけど、まぁやってみます 多少の読みにくさは勘弁してください

今回の話は「ゴールが動く・動かない、ゴールのカタチが、ある・ない」で分かれると思います どういう事か説明すると、まずは「目指す・学ぶ対象(ゴール)」が動く・動かないとは何ぞや?ですが、資格や職業といった一定の条件をクリアすればゴールとなるのが「動かない」タイプです それに対して今回の話のような仁という抽象的な境地?であったり、世界平和といった大きくて漠然とした想いなど、何をもってゴールとするのか?が明確でないタイプが「動く」になるかと思います

ゴールのカタチの「ある」方は医者や弁護士、億万長者(億り人)など名前があって、肩書やステータスとなる場合、「ない」のが先ほどの「強い」であったり、平等や「差別はいけない」といった決まったカタチに収まらない場合です(世界平和、平等や「差別はいけない」というのも、目指して追いかけても逃げて行ったり見失ってしまう場合もあるので、動いていないように思えてゴールも動いている)

うぅ~ん…話が散らかってきた気がするなぁ…軌道修正しますね

…で、長続きしない人というのは「目標が漠然としていたり、ゴールを見失っているのではないでしょうか?」という事です 医者になりたければ医者になるための勉強をしなければなれません 当然です では、勉強をしたら医者になれるのか? それは分かりませんが、勉強をせずに医者になる事は出来ません 医者になりたければ勉強するしかないので、少なくとも医者になるまでは勉強が続くはずです(医者となってからも患者と医学のための勉強は続けてほしいですが…)

そして長く続けるコツですが、こちらはいくつかあります 代表的なモノを紹介すると「楽しんで行う」「『またやりたい』と思うところで止める」ですかね? 面白くない、つまらない事は楽しくないから続かないのは当然ですよね 楽しいから目一杯やって次の日に影響(筋肉痛や寝坊)して気持ちにブレーキが掛かり疎遠に…とか、その一回で満足して(飽きて)「当分の間は、しなくていいわ」と継続できないなど、よくあるパターンですよね

なので、目指すゴールを動かさず適度に休みを入れて少しずつ楽しんで行うのが、長く続けるコツや長続きさせる方法だと思います(個人の意見です) ゴールに到達できなかったとしても、目指してコツコツ積み上げた知識や技術は目指していない人とは比べ物にならない域に達しているはずです 

どうかな? 上手いこと繋がった気がするんだけど? 自己満足? けど、そういう事です 目の前の事に忙殺されて「何を目指しているのか?」を見失っている人を多く見かけます 世間の荒波に呑まれて停滞、後退しないよう明確なゴールを設定し楽しんで行う事をオススメします

それでは、また来週!

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