論語 述而 其の十三 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は道徳的な話ではなく、孔子の感動した話を取り上げています 音楽の話なのですが、いつの時代も音楽は心を揺さぶる何かがあるんでしょうネ 絶対音感ならぬ絶対音痴なHarashimaがダラダラと述べますが、お付き合いください

原文・訳

子在齊聞韶。三月不知肉味。曰、不圖爲樂之至於斯也。

子 斉に在りてしょうを聞く。三月 肉の味を知らず。曰く、図らざりき 楽を為すことの斯に至るや。

解説・意訳

先ずは大まかな意訳をしてから細部の説明をしていきたいと思います

先生は斉にいた時に韶を聞いた それから3カ月、肉の味もわからなくなった 先生が言うには、音楽のもたらす感動がこれほどのものとは思いもよらなかった  となります

斉という国に滞在した時に「韶(※1)」という音楽を聴いたところ、3カ月も肉の味(※2)を忘れるほど感動したそうです 孔子は「音楽というモノが、こんなにも人を感動させる事ができるとは思いもよらなかった」と感嘆している話になります

※1)韶というのはしゅんという伝説の聖天子(中国の神話に登場する5帝の一人で実在したかはビミョ~です)が作ったとされる音楽で、とても美しく素晴らしい楽曲?らしい
※2)2500年以上前の当時では肉は最高の食物であったそうで、その最高食材の肉の味が分からなくなるほどの感動があったようです

孔子は音楽が好きで、自分でも歌ったり演奏したりする、音楽に関係した話も度々登場します そういった音楽通な孔子をも感動させる音楽だったんでしょう 「音楽のチカラを改めて思い知った」といったところなのかもしれません(少しオーバーな気もしますが…)

Harashimaがアレコレ述べる章

音楽が人の心を動かし、感動させるエピソードはたくさんあります
リアルタイムな世代ではありませんが60年代には「ウッドストック・フェスティバル」 これはアメリカで行われた4日間続いた音楽祭で約40万の人を集めた伝説的なイベントとなりました

1970年代には、ジャマイカであったライブ「ワン・ラブ・ピース・コンサート」があります 詳細はググってもらうとして、レゲエの神様といわれたボブ・マーリィが祖国ジャマイカで起きていた銃撃を伴う激しい敵対関係にあった2大政党の党首をステージに上げて握手(和解)させました これは音楽のチカラに他なりません

1980年代にも、イギリスで行われた「ライブ・エイド」があります これはアフリカ難民の救済を目的に行われたチャリティ・イベントで、世界中(30組近くのロック・ポップス)のスターがウェンブリースタジアムに集まり演奏し、世界中に中継されました

Harashimaはライブエイドのあった時は10歳と幼かったので、これもリアルタイムとはいえないのですが、映像などで観たことはあります ライブエイドで有名なのがQueenの登場する場面ではないでしょうか Queenの軌跡を再現した映画「ボヘミアンラプソディー」にも重要な場面として使われていますが、圧巻のパフォーマンスでオーディエンスを魅了している様子がうかがえます

この他にも、たくさんの音楽イベントがあって音楽に平和や安寧を招くチカラがあることは証明されていると思います 今現在、世界的に問題になっているロシアによるウクライナへの侵攻も音楽のチカラで何とかならないモノですかネ 長期化して落としどころも見えず泥沼化しています 各国の思惑も見え隠れして中立や仲裁も難しい状況を変えるのは音楽かもしれませんネ

今からでも何か楽器を練習しようかな? まずは音痴を治療するのが先か…Harashimaのリズム感や音感は絶望的だからな …楽器のできる人や歌うまな人が羨ましい 妬ましくなってくるのでそろそろ終わりにします また来週!

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