論語 公冶長 其の十三 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回はレアな話…? 孔子の人物像が垣間見える話です 前節に続き子貢がメインで、孔子について述べた一節になります それでは、お付き合いください

原文・訳

子貢曰、夫子之文章、可得而聞也。夫子之言性與天道、不可得而聞也。

子貢 曰わく、夫子の文章は、得て聞く可き也。夫子の性と天道とを言うは、得て聞く可からざる也。

解説・意訳

夫子ふうし」とは、孔子のことです 「文章」とは、礼や音楽などの文化的な事象を指します 「性と天道」は、人としての普遍的な本質(性)と天の摂理、宇宙の法則(天道)を指しています

コレを意訳すると
子貢は言った「先生の文化的な話を聞く機会はあるが、先生の人としての普遍的な本質や天や宇宙についての話を聞いた事がない」 となります

要するに、孔子は人としての身だしなみや振る舞いといった文化的な事について話すことはあっても、人間の欲求や欲望?、天(神?)については語らなかった となります

孔子が信じる儒教と天道(神)の違いかもしれません 孔子の信じる儒教は「礼節を重んじて自らを律する」のに対して天道は「天の道」であり、自分の行いは天(神)が原因も結果も決めている(成功もあれば失敗のある)ので、孔子としては特にクチを出すことではなかった…のかもしれません(知らんけど)

Harashimaがアレコレ述べる章

孔子に限らず、よく知らない事や興味のない事に関して積極的に話すような事はしないと思います 今回の話は、そういう事ではないかと思います 子貢が勝手に「先生はこの世の事を何でも知っている」と思ってるのではないでしょうか?

孔子としては教えられることに関しては積極的に教えるが、自信のない事や自分が理解していない事に関してはウソや誤解を与えるかもしれないから語らなかった と考えるのがいいように思います 知ったかぶりは誰もいい目に遭わないですからネ

確かな事を知らないのに「知らない・分からない」というのがカッコ悪いとか恥ずかしいと思ってる人ほど知ったかぶりをしがちです どうでもいいプライドが邪魔するんでしょうネ 自分で自分の評判を悪くしてることに早く気付いてほしいですナ

得意な(興味関心がある)分野でも知らない事は「知らない」といえる勇気を持ちたいですネ

逆に「知らない」事をバカにする人が減る事を切に願い、今週はこの辺にしておきます

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました