論語 為政 其の十七 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は子路という登場回数の多い弟子との一コマです お付き合いください

原文・訳

子曰、由、誨女知之乎。知之爲知之、不知爲不知。是知也。

子曰く、由、女に之れを知ることを誨えんか。之れを知ると之れを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知る也。

意訳・解説

由(ゆう)は子路の本名です 最初の一文に「女」とありますが「汝(なんじ:あなた)」の間違い?なのかもしれません(子路は男性だったようですし、女性を表わしていたら何だか変な事になるので「汝」で話を進めます)

「誨えんか(おしえんか)」は「教えよう」と訳します なので、孔子が子路に「知る」について教えている一節になります

之れを知ると之れを知ると為し、知らざるを知らずと為す という部分は、知っている事や分かっている事は「知っている・分かっているモノ」としておく、知らない事や分からない事は「知らない」とする というような訳になります

最後の「是れ知る也」は、「これが知るという事だ」と訳します

繋げて一つにすると
子路よ、「知る」という事を教えるぞ 知っている事は知っている事のままでいいが、知らない事や分からない事というのは「知らない事」とするんだ これが「知る」だ となります

子路は後先考えないタイプで、考えるより早く行動するスピード重視の弟子だったそうで、孔子に窘められながらも愛されていた高弟でした その証拠に、論語に登場する弟子の中で一番登場回数の多いのが子路なのです

Harashimaがアレコレ述べる章

この先、たびたび登場するであろう子路の初登場です 今回の一節から、子路は結構なオッチョコチョイなのではないか?と思ってしまします 豪快で少し乱暴者だったそうですが、孔子に心酔して弟子となり孔子に可愛がられていたそうです

さて、今回の一節ですが見栄や維持を張って知らない事を「知ってる」と偽る「知ったかぶり」の事を諫める一節とも取れますが、まぁ、今回は子路の人柄を加味して「猪突猛進」型の人を諭す一節として話を進めます

すぐ行動に移せる人を「すごい」「うらやましい」と思う反面、「大丈夫か?」「じっくり考えてから行動しようヨ」って思ってしまいます Harashimaは失敗が多すぎてエンジンがかかるまでが長くなり、スタートダッシュにも失敗して後手に回ってしまいます

だから、行動の早い人と一緒に行動する事になっても遅れないように「~しながら~をする」という事が出来るように色々と試しながら克服しようとしています(まだまだ結果がついてこないけど….)

逆に「知ったかぶり」はしないように、知らない事は「知らない」と言うようにしています(「ホントは知ってるだろ….」というような顔をされますが、Harashimaの勘違いかもしれないので自分で調べてもらうためにも「知らない」と答えています)

取り留めなくダラダラと述べてしまいました….

知らない事を「知らない」と素直に言えるような人でありたいですネ 知ったかぶりをしたばかりに話が独り歩きして、取り返しのつかない事になる場合もあります

いい話を「知る」事ができただろうから、知ったかぶりはしないように気を付けましょう

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