効果的な利他主義 宣言!  《middle》

読書

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回は読んだ本の紹介をします サブタイトルに「慈善活動への科学的アプローチ」とあって、一見、難しそうに思うかもしれませんが大丈夫! Harashimaが上手く説明します….なんてナ 参考程度に読み流すくらいでいいので、お付き合いください

著者紹介

著者はウィリアム・マッカスキルという人で、イギリスのオックスフォード大学で哲学を教える准教授です <効果的な利他主義>運動を進めている傍らで英米の有名新聞に寄稿もしているそうです

ネタバレしない程度の内容紹介

「利他主義」というのをご存知でしょうか? 「利」益は自分ではなく「他」の人や事、物とする考え方で、ボランティアや寄付などの方法が思い浮かぶかと思います もちろん、素晴らしい行為で簡単に出来る事ではありません

他方で、「売名行為」「偽善者」とのそしりを受ける場合もあります(寄付もボランティアもしない人に言われる筋合いはないので、気に病むことはありません)

他人がこのように思う背景には、寄付やボランティアをする人の「自己満足」という側面があるからだと思われます 本書はそのような事例も取り上げて、より ” 効果的な ” 方法で慈善活動をする指南書です 

寄付やボランティアをするにあたり「有効的な利用をされているか?」「どれだけの人の役に立っているか?」などを調べて数値化して、寄付やボランティアにコストパフォーマンス的な考えを持ち込んだ話をしています

Harashimaがアレコレ感想を述べる章

図書館で借りて(COVID-19の影響で借りっぱなし)読んだのですが、考え方が変わる面白い一冊でした あんまり詳しく書くとネタバレしてしまうので書きませんが、今まで自分がしていた慈善活動が「自己満足」だったかもしれない と気付くキッカケになる衝撃的な話でした

話の内容は面白かったんですが、何か読み進まなかったのは「認めたくない」部分があったのかもしれないですネ 自分が善かれと思ってした事が実は相手には迷惑であった なんて事も多々あるワケです

そんな失敗談や寄付した後の「お金」がどの様に使われているのか?とか興味深い話が綴られています 印象に残っているエピソードとして、自分が医者となって患者を救うより医療機関や医療系のNPOに寄付を行う方が救われる命が多い というのがありました

より多くの人を救いたいのなら寄付を続ける方が「効果的」というデータや計算の話ですが、志があって医者を目指している人を挫く話ではありませんので、ご承知おきください(Harashimaは医者を目指して努力している人を「立派」だと思っています)

特に何も考えず漠然と行っていた寄付やボランティアが「効果的」なのかを考えるのも、自分の行いを見直すのに善い機会になるので、一読をオススメします

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