発想の整理学 山浦晴男 《middle》

読書

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回は読んだ本の紹介をします 昨今、AIが人間の仕事を奪うと盛んに言われておりますが、そんなAIに負けない・出来ないと言われる「発想」に焦点を当てた一冊をご紹介! お付き合いください

著者紹介

山浦春男さんは、長野県生まれで1971年に川喜田研究所入社して大手企業、自治体をはじめ多くの組織への「KJ法」の普及と研究をしていました ※KJ法とは、文化人類学者の川喜田二郎(東京工業大学名誉教授)がデータをまとめるために考案した手法(名前の頭文字をとってKJ)です もっと詳しく知りたい方は自分でググってみてください

KJ法の普及と研究に20年間携わった後、独立して有限会社情報工房を設立します 現在は、KJ法にリスペクトしつつ自身の開発した「コスモス法」を普及など、多岐にわたり活躍しています(決して仲違いをしているワケではない…と思う)

「KJ法」も「コスモス法」も個人・組織・地域の意思決定支援、意見集約、合意形成、人材育成、コンピュータユーザー支援の業務をするためのメソッドで、その導き役としてファシリテーターもこなしておられるようです

ネタバレしない程度の内容紹介

著者紹介と被る部分もありますが、ご承知おきください

AIというのは蓄積された膨大なデータから最速で最適と思われる「解」を導き出します しかし、今のところAIには人間でいう「発想(ひらめき)」を起こす事は出来ないと言われています そのヒラメキを起こす方法が「KJ法」であり「コスモス法」なワケです

この「KJ法」や「コスモス法」を使ってAIには出来ない、AIには出せない「解」を見つけて問題や課題を解決しましょう という内容です

「KJ法」と「コスモス法」の違いや手順、準備、進め方などが詳しく記されています 実際に行ったワークショップの事例を紹介していたり、読みやすく解りやすい内容になっています

Harashimaがアレコレ述べる章

これからの時代(With COVID-19も含め)今までと同じ事が通用しなくなると言われています コレはピンチでありチャンスであるように思います 積極的に自分から情報を集めるつもりで読んでみましたが、期待していた内容とは違いました

けど、決して悪くなかった、むしろ良かった 「本との出会いも一期一会」なんて言いますが、本書はHarashimaがかじったワークショップ(ファシリテーションやファシリテーター)の勉強になりました 詳しい内容はネタバレになるので本書を一読ください

「AI」をダシにして自分の開発した思考法を宣伝・普及するような印象を受けましたが、ワークショップを通じて今までにない発想をする、メンバーとのコミュニケーションを通して課題や問題に取り組むモチベーションの向上など、AIには出来ない事を身に付ける「学び」を得る事ができます

割とスラスラ読めるので隙間時間を使って読んでみてはいかがでしょうか

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