論語 八佾 其の八 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は少し長めで解説が難しい一節です 上手く伝わるかビミョ~ですが一生懸命やりますので、お付き合いください

原文・訳

子夏問曰。巧笑倩兮。美目盼兮。素以爲絢兮。何謂也。子曰。繪事後素。曰。禮後乎。子曰。起予者商也。始可與言詩已矣。

子夏問いてく、巧笑倩たり、美目盼たり、素以すとは、いぞや。子曰く、絵の事きをにす。く、か。子曰く、也。めてう可きのみ。

解説・意訳

先ずは難読漢字から…と言いたいのですが単語や句になっているモノもあるので意訳をしながら臨機応変に説明していきます

①「巧笑倩たり(こうしょうせんたり)」とは、にっこり笑ってえくぼがくっきり
②「美目盼兮(びもくはんたり)」とは、つぶらな瞳はぱっちり
③「素以爲絢兮(そもってあやをなす)」とは、色の白さが美しさを際立たせる

という訳になり、子夏が孔子に上記の意味を尋ねています(ちなみに、三つの句は「詩経」の中にある衛風『碩人』の詩句です 句の詳細は省略します)

「繪」は絵の旧字です 「素」はここでは「白い」という意味で使われています 「予」と「与」はどちらも「よ」ですが前者が自分を指し後者は相手を指します 「商(しょう)」は子夏の本名になります

以上を踏まえて意訳すると
子夏が尋ねて言った「①~③まで、どういう意味ですか」 先生は言った「絵というのは白を最後に加えるって事だよ」(子夏が)言った「礼は最後ですか」 先生は言った「私を触発するのは商(子夏)だな お前とはじめて一緒に詩の話ができるというものだ」 となります

これだけでは「なんのこっちゃ」だと思うので次項で分かりやすく説明します

Harashimaがアレコレ述べる章

今回は子夏が登場して「詩経」の中にある碩人の句、荘姜(そうぎょう)という美人で有名だった人を賛美する三つの句のつながりが分からない と質問します

句の話に孔子は絵画を例えにして応えます 「絵画では最後に白色を加えて仕上げる」と この意味は絵画を学んでないので説明できませんが、最後に白色を使うと全体が映えるという事だと思います(テキトーで申し訳ない)

で、この孔子の返しに子夏も発想を飛ばして「儒教も「礼」が仕上げになりますか」と更に問います この質問に孔子は「私を刺激してくれるのはお前だよ お前となら一緒に「詩経」について初めて話ができそうだ」と喜びます(上から目線な話しぶりですが、この時代では当然の振る舞いなので気にしないで下さい)
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この一節は、要領を得て機転を利かせる弟子と、弟子の利発さを嬉しく思う孔子の話です 現代なら「句の話を質問したのに絵画の話をするなんて」と言われちゃいそうですネ 逆に応えに反応して更に質問する事にイラッとする先生側の人もいそうですネ

「聞いた事に答えてくれない」「答えた事以上の事を求めてくる」なんてならないように普段からコミュニケーションをとって自由闊達に応答できる関係が増えるといいですネ

その為には、お互いに学び尊重しあう事が不可欠ですが、失礼無礼な人はいますからネ 難しいところです このブログが学びのキッカケになれば、これほど嬉しい事はありません

見た人は積極的に宣伝するよう、お願いします(笑)

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