論語 泰伯 其の十 《long》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回の一節は個人的に大いに反省する余地のある話です 放っておけばよい事が放っておけずに首を突っ込んでイラっとする(させられる)…よくないですな そんな話になっています それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、好勇疾貧亂也。人而不仁、疾之已甚亂也。

子曰く、勇を好みて貧しきをにくむは、乱る。人にして不仁ふじんなるを、之れ疾むこと已甚はなはだしければ、乱る。

解説・意訳

まず漢字の説明をしていきます 「疾む」は「憎む」と同意です 「不仁」は、仁ではない状態=思いやりのない、誠実さのない状態といったところです 「已甚」は「いじん」とも読むし「甚」一文字で「はなはだしい」とも読むのですが、ここでは「已甚」の二文字で「はなはだしい」としてあります 意味はどれも「度合を超している・程度(フツー)を越えている」で同じです

以上を踏まえて意訳していきます
先生は言った「勇敢さを好む人が貧しさに不満(憎さ)を感じると、混乱を引き起こす 誠実さや思いやりの無い人を、過度に憎むと、(これもまた)混乱を引き起こす」となります

もう少し砕けた言い方をすると、「勇敢な人が自分の貧しさに不満を持つと権力者や為政者に反旗を翻し、その場を混乱させる 誠実さや思いやりに欠ける人を相手にしてイライラを溜めると、そのうち爆発して周囲を混乱させる」といった感じになります

「乱る」を「混乱を引き起こす、混乱させる」としていますが、もう少し詳しく説明すると不満やイライラが度を超すと世の中や人としてのルールやモラル、秩序や常識といったモノを無視した言動で対抗しようとする 革命やクーデター、一揆や暴動といったモノに近いですね

自分が勇敢か?はわかりませんが、若い頃(20年近く前)はよく上位者に突っかかっていったものです いわゆる「若気の至り」というやつですが、それが今でも尾を引いているように思います(人のウワサも七十五日といいますが…違うみたいです) そして、今も相変わらず不仁な人たちを相手にしていますが昔に比べればイライラが溜まる事もなくなりました(20年近く思考停止している人たちと違って成長しているのでね) …おっと、余計な話をしてしまった(汗)

Harashimaがアレコレ述べる章

勇敢な人に限らず、誰でも自分の境遇に不満を持てば解消するために行動を起こすと思うのですが、一定の事は守って対峙(交渉)しないといけないですね 大いに反省するところです(反省はしても後悔はしていません やり方に問題があっただけで行動しない、泣き寝入りするのは違うからね)

そして、思いやりや誠実さを感じない人には近づかない、関わらない、それが大事です 他人は「変わらない、変えられない、変えようとするのが間違い」だということを知ってからイライラすることが減りました 悪い意味でなく、他人に興味関心を持たないようにしています(もちろん、良好な関係を築ける人とは親しく接していますよ)

「馬(気)が合う」なんて慣用句があります これは乗馬の「人馬が一体となる(人と馬の「気」が合う)」という言葉が元になっています 人と馬が対等な関係で、お互いを思いやること(人は馬に無理をさせない、馬は人を振り落とさない…とかかな?)で「速く遠くへ行く」という目的を果たします 共通の目的ではないだろうけど、お互いのチカラや呼吸(気)が合わなければウマく乗れない、乗りこなせないモノだと思います 馬だけに…なんてナ

冗談はさておき、そもそも気の合わない、自分のことしか考えていない人と一緒にいても面白くないですよね 面白くない人と関わって面白くなるワケがない 別に嫌っているワケではないけど、自分のメンタルヘルスを下げてまで一緒にいる理由がない…それだけです

気の合わない人を無視をしているワケではないですよ 話掛けられればフツーに話します こちらからも話があればフツーに話をしているはずです 話すことがないから話さない…それだけです(冗談や軽クチばかりなモノでね その冗談や軽クチがウワサとなって、いつの間にか冗談や軽クチではなくなっているから余計な事は言わないようにしているだけです)

ウワサ好きで知りたがり、「自分だけが知らない」という事を不安に感じたり、逆に「自分は知っている」という事に優越感を感じていたりする自己肯定感の低い人、とにかく揚げ足をとってマウントしたがる幼稚な人が多くてホント疲れるし面倒くさい そんな人と一緒にいて面白いワケがない

メンタルヘルスを下げないためにも気の合わない人とは関わらないのが健全のように思います 放っておけばよいのですが、面倒で粘着質な「カマってちゃん」に絡まれると大変です カマってもらおうとエスカレートして攻撃的な事をしてくるからね 危険です 日頃から観察して察知しておかないと酷い目に合います(経験者は語るです)

おっと、またしても余計な話をしてしまった 最後に、モハメドアリの言葉を紹介します 「友情は、この世でもっとも説明しづらいモノだ それは学校で教えてくれるモノじゃない でもその意味を知らなければ、実際何ひとつ知らないのと同じだ」 ホント、この言葉の意味が分からないようでは何一つ知らない、学んでこなかったのと同じだ…です それでは、また来週!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました