論語 泰伯 其の弐 《long》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は人生の教訓というか、法則のようなモノを並べているタイプの一節です 少し長くなりますがタメになる内容ばかりですので、お付き合いください

原文・訳

子曰、恭而無禮則勞。愼而無禮則葸。勇而無禮則亂。直而無禮則絞。君子篤於親、則民興於仁。故舊不遺、則民不偸。

子曰く、きょうにして礼無ければすなわす。にして無ければ則ちす。にして無ければ則ちる。にして無ければこう子 しんあつければ、 仁におこる。故旧こきゅうわすれざれば、 うすからず。

解説・意訳

見慣れない漢字がいくつかあるので、今回は既出なのも含めて先に漢字の説明をしていきます まず「恭」は「うやうやしい(礼儀正しく丁寧)」です 「す」は「恐れる・怖がる・びくびくする」といった意味になります 「絞」は「締め付ける」、「興る」は「盛んになる」です 「故旧」は「昔馴染み」で、「偸」は「ぬすむ・うすい(薄情)」といった意味になりますが、「偸からず」と否定形になっているので、ここでは「ぬすまない・薄情にしない」となります

次に、連続して使われている「礼無ければち」の礼は、礼に則った法則という意味合いになります なので「(礼に則った)法則がなければ、それは…」といった具合に訳します あと、ここで登場する「君子」はいつもの「一角の立派な人」ではなく、「上長・上位者」といった人に当たります

以上のことを踏まえて意訳していくと…
先生は言った「礼儀正しく丁寧であっても(礼に則った)法則性がなければ苦労する 慎重にするばかりで(礼に則った)法則性がなければビクビクすることになる 勇敢なだけで(礼に則った)法則性がなければ混乱させる 正直なばかりで(礼に則った)法則性がなければ自分を締め付けることになる 上位者が親身になって情に厚く接すれば、庶民の仁の心が高まるだろう 上位者が昔馴染みを忘れずにいれば、庶民は薄情にはならない」となります

今回の一節は前後半に分かれていて、後半部分「君子 親に篤ければ…」は別の機会の時に言った言葉ではないか?という研究もあるそうです そういった詳しいことは専門家にお任せして、一つずつ説明していきます

一つ目の「礼儀正しく丁寧でも…」は例えていうと、言葉遣いですかね 尊敬語、丁寧語、謙譲語などの言葉には法則性というか、使い方があって、それに沿った使い方をしないと言葉がおかしくなり、相手に不快な思いをさせてしまい結果として後々に苦労する場合もあります(言葉の違いや正しい使い方を正しく理解するのにも苦労しますけどね)

二つ目の「慎重にするばかりで…」は礼節に則った法則性がなければ、何の考えや目的もなくただ日和ってるだけの「ちょっと待った、もう少し様子を見よう」と判断・決断ができない優柔不断な人になってしまう事を言っているのだと思います(いるよね、こういう人)

三つ目の「勇敢なだけで…」は、勇ましく無謀な事に挑戦したけど混乱させただけで何にもならなかった… 「俺がTwitterを変えてやる」と買収してアレコレ捏ね繰り回して混乱させているミスター𝕏のことだと言えば分かりやすいかな(まだ変化の途中なので何とも言えないけど)

四つ目の「正直なばかりで…」は、何でもバカ正直でいると自分を苦しめる事になるという事です 礼儀や節度を知らず何でも思った事をクチにする、やってしまうのは後々自分の首を絞める事になるという事です(礼儀や節度を気にして接しているつもりですが、Harashimaのことかもしれません(笑))

と、ここまでが前半となります 長くなってしまったので後半部分は次の「アレコレ述べる章」の方でダラダラ述べていきます

Harashimaがアレコレ述べる章

ここからは後半部分の説明をしていきます 上述していますが「君子 親に篤ければ…」の君子は、上長・上位者のことを表しているのでご承知おき下さい

一つ目の「親身になって…」は、参考にしている書籍の訳とは違った意訳をしました 書籍では「親族に情愛深く遇すれば…」となっていますが、親族に情愛深く接するのはフツーな気がするし、身内贔屓ひいきは逆に庶民の感情を逆撫でするのではないか?と思い勝手に変えました
親身になって相談や悩みに向き合ってくれる上長・上位者に出会うと、部下(庶民)はその人を見習って横の人(同僚や後輩)に同じような行動をとるようになるのではないでしょうか?それが「仁(思いやり)が高まる」という事だと思います

二つ目の「昔馴染みを忘れずにいれば…」は、そのままです 久しく会っていない昔馴染みからの連絡ってのは怪しいモノが多い(マルチ商法の勧誘だったり、moneyを貸してほしいなど)ですが、最初から疑ってかかるのは良くない 上位者たる者は、そういった事をある程度理解して接するのが相手(庶民)に薄情に思われない秘訣となるという事だと思います…知らんけど

Harashimaの昔馴染み(学生の頃からの友達)は少ないですが、何年も会っていなくても連絡すればお互い都合を合わせて会う事ができます あまり接点のなかった同級生などはHarashimaの存在自体を覚えていないと思います(今にも増して地味でしたからネ)

あと、高校卒業後に実家を離れて暮らしていた頃に同窓会などの案内があったらしいのですが、親が面倒臭がって「Harashimaは死んだ」と返事していたらしく、地元では死んでる事になっています で、親も亡くなり、実家も失ったので地元の幼馴染とは絶縁してしまった状態です(Harashimaから…というのは相手も余計に不審に思うだろうから、できないよネ)

おっと、余計な事をダラダラ述べてしまった(汗)それでは、また来週!

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