論語 公冶長 其の十六 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は先生(孔子)の先生の登場です 詳しい事は知りませんが、孔子に強い影響を与えた先輩の話になります それでは、お付き合いください

原文・訳

子謂子產、有君子之道四焉。其行己也恭。其事上也敬。其養民也惠。其使民也義。

子 子産を謂わく、君子の道四つ有り。其の己を行うや恭。其の上に事うるや敬。其の民を養うや恵。其の民を使うや義。

解説・意訳

まずは、この話のキモとなる部分を紹介していきます 子産しさんというのが孔子の先生というか先輩になる人で、ていという国の宰相をしていたそうです 孔子より10歳以上年上で孔子が30歳頃に亡くなってます そんな子産の事を評している(謂わく)話です

次に、君子の道は4つあって「恭」「敬」「恵」「義」になります 「恭」は慎み深く礼儀正しい 「敬」は深く敬って態度をつつしむ(敬虔) 「恵」は恵みを与える 「義」は正しい、キチンとしている  それぞれ、そんな感じの意味になります

以上を踏まえて意訳すると
先生は子産を評して言った「君子には4つの属性がある 自分の行動においては慎み深くする 目上の人に仕える時には敬虔な態度をとる 子供や弱者を育て養う時は恵みを与える 人々を使役する場合は公正で公平、キチンとした方法で使役する」 といった感じになります

一見すると、子産を評してる話には思えませんが子産=君子として読むと、子産は慎み深い人で目上の人には敬虔な態度で接する人であった また、子供や弱い立場にある人に寄り添う慈悲深い人で、そういった人々を使役する時も公正公平にキチンとした扱いをする人だった となります

君子の種類が4通りなワケではなく、子産という人物を表わす(評する)のに4つの特徴があるというニュアンスだと思います どれも「人として」立派ですネ

Harashimaがアレコレ述べる章

孔子が子産のことを尊敬しているのがよくわかりますよネ 昨今は「間違った方が悪い」とばかりに揚げ足取りが横行していて、相手をリスペクト(尊敬)する事なんてないように思います 常に相手を下げて「自分の方が上」のように見せようとする自己肯定感の低い人が多い気がします

また、そんな自己肯定感の低い人の話を鵜呑みにするステレオタイプも「彼・彼女(自己肯定感の低い人)が言うんだから間違いない」と疑いも確かめもせず信じて自分も、(自己肯定感の低い人の話す)相手の事を軽んじてしまうのです

知らない所で勝手なイメージを植え付けられた相手からしたら「失礼無礼な人ばかり」に感じることでしょう 関わってもイラッとする・させられるだけなので関係が冷え込んでいくのも当然です コチラからどうにかできる事はありませんからネ

相手の長所を見つけて褒める・認めることが肝要で、それが自己肯定感を高めることにも繋がり好循環を生むと思うのですが、そういう事を行う立場にある人の自己肯定感が低いから好循環を創り出せないし、原因が自分にあることも気づかない、何でも自分以外の人に求めて自分は何もしないのです

陰で悪口ばかり言ってる自己肯定感の低い人と関わらないように! 下手に注意や否定をして刺激すると、今度は自分がターゲットになって不快な思いをさせられる事になりますからネ 自分で気づくまで放っておくしかないので無視するような事になっても悪く思うことはありません 自分の身を守るためです

……のっけから話が逸れてますネ

孔子のように尊敬(リスペクト)できる存在が近くにいない場合は、本などになってる世界の偉人達の伝記を読んだりして探すなりすると、自然と学びが増し自己肯定感を高める事にもつながるかと思います 読書する習慣を身に付けましょう!

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