論語 公冶長 其の十五 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は弟子の質問に孔子が答える形式の話です 周りの評価や自身の印象と違う事が起こった場合、アナタはどう反応しますか? そんな感じの話です それでは、お付き合いください

原文・訳

子貢問曰、孔文子何以謂之文也。子曰、敏而好學、不恥下問。是以謂之文也。

子貢問いて曰く、孔文子は何を以てか之れを文と謂うや。子曰く、敏にして学を好み、下問を恥じず。是を以て之れを文と謂う也。

解説・意訳

まず、意訳を紹介します その後に少し長めの解説をしていきます

子貢が質問した「孔文子はなぜ、『文』という字を付けられたのですか」 先生は言った「鋭敏にして学問を好み、目下の者に質問したり意見を聞く事を恥ずかしい事だと思わなかった だから『文』という字が付けられたのだよ」 となります

一つずつ説明していきます
孔文子こうぶんしは、本名を孔圉こうぎょといいえいの国の重臣で、衛の君主である霊公れいこうの娘婿でもありました それでなのかは分かりませんが、孔圉は公私混同は当たり前、とかく問題の多い人物だったそうです(その妻、霊公の娘も相当なのですが、それはまた後日…)

で、次は「文」の説明をします コレは死後に付けられるおくりな(戒名みたいなモノ)で、生前の行いによって上中下のランクがあり「文」は上諡になります

それを踏まえると、子貢は孔圉とは面識がなく、他人から聴いた生前の孔圉の印象(公私混同で仁徳のない)で『「文」の諡に相応しくない人物ではないか?』と質問しています

孔子は孔圉と面識があったらしく、その質問に「孔圉は鋭敏(感覚や才知が鋭い)で学問を好み、自分より年下であったり、身分の低い者であっても『教わる事』を恥ずかしい事と思わなかった だから孔圉は『文』の字に相応しい人なんだよ」 と答えます

この一節での教訓?は、死後、自分で評価を変えようのない孔圉について、大方の評判を鵜呑みにしない事と、死者を貶めるような同調圧力には乗らない事かと思います
死んで悪名が根付くのは誰しも避けたいでしょうからネ

Harashimaがアレコレ述べる章

今回の話は現代でも多くあるかと思います ちょうど?昨日UPした話と被っちゃうので、同じ話をするワケにもいかないから今回は控えめにしておきます(先日UPした話:「火のない所に煙は立たぬ」を参照してください)

ホント、ウワサ話やステレオタイプには気を付けましょう!
ステレオタイプにならないよう 学びましょう!

ソレにつきますネ

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