論語 公冶長 其の十四 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回も弟子(今回は子貢ではなく子路)が主役の一節です 短い一節に色々な裏話が詰まってるようなので、そこら辺も紹介していきますネ それでは、お付き合いください

原文・訳

子路有聞、未之能行、唯恐有聞。

子路聞くこと有りて、未だ之れを行うことあたわざれば、だ聞くこと有るを恐る。

解説・意訳

今回、特に難しい漢字はなく既出なモノばかりなのでサラッと流します 「能わざれば」は、ここでは「できていない・身に付いていなければ」という訳をします 「唯だ」は「もっぱら・ひたすら」とか、それより他がないと限定するような意味になります

以上を踏まえ意訳していき、詳しい内容の説明は後にします

子路は(孔子から何か教えを)聞く事があると、以前教わった事未だ之れが身に付いていなければ、(次の教えを)聞く事をひたすら恐れた  となります

どういう事かと言うと、子路は孔子のことを熱烈に崇拝していたそうです 元々はアンチ孔子でバカにしていたらしいのですが、次第に孔子の思想などに心酔するようになり自ら志願して弟子入りをしたそうです やんちゃではあるが、ひたむきで素直な子路は教わった事を体得できていないウチに次の教えを聞く事を恐れた というのが今回の一節です

なぜ恐れたのか?というと、教わったことが身に付かないウチに次の教えを聞いて、どちらも中途半端になってしまう事が一番いけない事だと思っていたようです 子路は、あまり器用ではなく、一つずつジックリ取り組むタイプの人だったことが伺えます

Harashimaがアレコレ述べる章

今回は要約すると「子路は真面目だけど不器用だし、一つずつしかできない」といった話になるのですが、注目ポイントは「身に付かないウチに新しい事を教わるのを恐れた」だと思います

昨今、新しい情報や革新的な技術が次から次へと登場して目まぐるしく状況が変わり、認知できません 何をどうやって調べていいのかも分からなくなり、身に付くどころか知らないウチに、いわゆる「情弱(情報弱者)」ってヤツになっています

情報をたくさん知ってることに越したことはないとは思うけど、それこそ全部中途半端になるくらいなら情弱の自分を受け入れ、子路のように謙虚で一つずつ、確実にステップアップしていく方が自分に合ってるように思います

逆に、色々知ってて何でも要領のいい人とかいますが、そういう人の中途半端を見かけるとモヤモヤします 「やってる感」だけ出されても…なんて思うけど、入念な下調べをして行うより「早くやってる」事の方が重要視されるようです そんな場面を複数回、見た事があるけど、結果「そりゃ、そうなるでしょ」な展開になって、対策の対策やら余計に面倒な事をしてるんだけど…それが新たな仕事になって前に進んでないんだよネェ~

時間がかかっても一つずつ、謙虚に覚えて確実に実行していく事が長い目で見て近道だと思うんだけど…違うらしい そこら辺の根本的な考え方の違いはどうしようもないから、不可侵にしておくのが余計な争いを起こさない方法かと思います

取り留めなくなってきたので、この辺にしておきます

放っておかれるのも仕方ないが来るべき時に備え、じっくり学びましょう!(時間の許す限り)

 

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