論語 里仁 其の三 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は短い一節ですが「仁者」について説明しています 個人的には「仁徳」とは何だろう?と逆に考えてしまう一節です サラッと流しますので、お付き合いください

原文・訳

子曰、惟仁者、能好人、能惡人。

子曰く、惟だ仁者のみ、み、む。

解説・意訳

今回は難読漢字もなく、サラッと流します 「惟」は「ただ」と読み「唯一」のような感じで使う「ただ」です 無料や付け足しではないですヨ

”ただ”そこだけに気をつけて意訳すると
先生は言った「ただ仁者だけが、よく人を好み、よく人を憎む」 となります

孔子の考える「仁」は善き人を愛し、品のない下劣な人には憎み厳しい態度で接します

Harashimaがアレコレ述べる章

小人(しょうもない人)を憎み、厳しく接するのが孔子流ですが、昔の人であればステータスの高い人(目上の人や上役の人)に叱られれば縮み上がって反省・軌道修正したのでしょうが、現代では立場の上の人に威厳であったり、潔白さのような「この人、凄いな」と思わせるタイプの人も少なくなりました

平等意識やコンプレックスによる劣等感が関係しているのかもしれませんが「抜きん出る」事は「周りと違う」というリスクになり、足を引っ張られるようです で、結局「みな同じ」同調圧力ってヤツに落ち着こうとするのです

正解のない時代といわれていますが、誰かが物事を前に進めないと前に進めた人の後塵を拝す事になり競争には勝てなくなります 先に行こうとする者に嫉妬して足を引っ張る人は何処にでもいますが、構ってるのは時間の無駄です 叱って変わるか?は今はNoだと思います

個人的な意見ですが、各個人その人のレベルがあって、同じレベルにいる人同士は「気が合う・話が合う」という括りになるのではないのでしょうか? レベルだと高い低いで差別的というのならステージ(舞台)で考えれば問題ありません 嫉妬して他人の足を引っ張る人とは立ってるステージが違うのです 考えが異なるのは仕方ない事だと思います

ヒートアップして話が逸れました

しょーもない「人」を憎むより『「罪」を憎んで人を憎まず』としたいですネ

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