論語 述而 其の三十六 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は君子と小人(しょーもない人)をオノマトペを用いて比較している一節となります 何?!「オノマトペが分からない」だって? まぁ、それは後述しますので…とりあえず、お付き合いください

原文・訳

子曰、君子坦蕩蕩。小人長戚戚。

子曰く、君子はたんとして蕩蕩とうとう。小人はとこしなえに戚戚せきせき

解説・意訳

今回は先に漢字の説明をしていきます 「坦」が平坦の坦で「たいら」、「蕩蕩」は「広くて大きい・穏やか」という意味の漢字です 「長なえ」とは「長いこと・永久」といった意味で、「戚戚」というのは「憂い悲しむ」といった意味のオノマトペになります

横道にそれますがオノマトペを説明しておくと、自然界の音や声、物事の状態や動きなどを音で表した語になります(例えば、「ぐつぐつ煮る」のぐつぐつ、「ヌルヌルする」のヌルヌルといった繰り返しになっている語のことです 今回でいうと「蕩蕩」「戚戚」がオノマトペとなります)

以上を踏まえて意訳していくと

先生は言った「君子は穏やかで伸び伸びとしている 小人はいつまでたってもくよくよしている」となります

要するに、君子(一角の立派な人)というのはいつも穏やかで落ち着いており悠々としているが、小人(つまらない人)というのは常に心配事を憂い悲しんだりしてコセコセしている という事です(「コセコセしている」というのは、気持にゆとりがなかったり小さいことにこだわって落着きのない様子のことをいいます)

何となく想像つきますよね 立派な人のイメージって、普段や日頃はニコニコと穏やかで堂々としていて、ここぞという時に頼りになる人だと思います 逆に普段からカリカリ・イライラ、グズグズ・メソメソしてる人って立派な人のイメージがないと思います そういう事です(イメージだけでなく実際にそうなんだと思います)

日頃から落ち着いてニコニコしていれば立派な人になれるのか?という問いは「No」です 知識や経験を積んで色々な事を乗り越えてきた自信と、その自信に裏打ちされた心の余裕があるからこその落ち着きや笑顔なので、装ってもメッキは直ぐに剥がれます 一朝一夕で身につくモノではありません

戚戚としていないで、今からでも少しずつ学び続ければ、いつの間にか蕩蕩とした人になっている、そういう事を言っているのだと思います 

また横道にそれますが、蕩蕩の「蕩」は、蕩心・放蕩といった「落ち着きなくゆれうごく・締まりがなく我儘」といった意味で、戚戚の「戚」は親戚(親しい、身内)・哀戚(人の死を悲しむ)といった、一文字の場合は違った(どちらかというと逆の)意味の漢字になるのは興味深いですネ

Harashimaがアレコレ述べる章

今回の記事を作成している時にワードプレスのバージョンアップ?アップデート?があって、更新したらサイトデザインがメチャメチャになってしまい夜中にアタフタしていたのですが、ブログの更新を泣く泣く諦めることにしてスヤスヤと寝ました そして今朝、起きて恐る恐るログインしてサイトを開いてみると、サイトが直っていたのです そのおかげで、こうして更新できていますが、寝ている間に何があったんだろう?…不思議です

オノマトペを使って何か一席ぶってみようかと思いましたが、これが精いっぱいですワ しかも無理矢理ねじ込んだ感があって酷い…まぁ仕方ない、そんなモンですな

今回の一節にちなんだ君子と小人のアレコレな話(大体は小人について)は、思いつく事がないワケではないのですが披露するにはチョット躊躇してしまう内容になってしまうので、やめておきます (書けばスラスラと書けるのですが)グダグダと愚痴っぽい話になるのが見えますしネ

せっかくサイトが直ってルンルン気分なのに、わざわざ気分の悪くなるドロドロした話をするのも見るのも誰も得しませんからネ この辺で終わっておきます また来週!(やっぱり無理矢理な感じになってしまった…)

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