論語 先進 其の二十一《long》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は内省する機会となる一節です 正直に誠実に生きるには、厳しい現実と向き合わないといけない時もあります そこを乗り越えると、人として成長(レベルアップ)するのです それでは、お付き合いください

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原文・訳

子曰、論篤是與、君子者乎、色莊者乎。

子曰、論のあつきに是れくみせば、君子者くんししゃか、色莊者しきそうしゃか。

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます 「篤い」は「誠実」とか「熱心」という意味です 「与する」は「賛成する」とか「同意する」という意味があります 「君子者」は「ひとかどの立派な人」です 「色莊者」は「上辺だけの偽善者」といった意味になります 以上を踏まえて意訳していくと…

先生は言った「議論や弁舌に誠実さがあるからといって賛同すれば、(その人が)本当の優れた立派な人物か、上辺だけの偽善者か(わからない)」 となります

この一節は昔と今の読み取り方で大きく意味が変わってきます 昔の読み取り方は先週の一節の続きとして存在しているようです(どんな内容かは分かりかねますが、子張のことをいってるのではないかなと思います) で、今の訳では独立した一節として扱われているようです

内容は、クチの上手い人の話に簡単に乗っかるのはいいけど、その人は本当に優れた人か?ただのペテン師か?判らないよ…って、話です クチばっかりで行動が伴わない人、理想を語るだけで行動しない人などの事かと思われます(見る人によってはHarashimaのことだと思う人もいるかもしれません…デッカいお世話ですわ(笑)) …話を戻します

「言行不一致」という言葉があります 言ってる事とやってる事が違う…よくある話です 本当に優れた人物かどうかを判断するなら、クチよりも行動をみる方がベターだと思います その場しのぎのウソをつく、不利・不都合から逃げる・隠れるなど誠実さのない人というのは行動に現れますからね(自分の仕出かしたことを他人に押し付けたり、知らん顔すのも同じです)

最後に「色莊者」について補足しておきます 上っ面だけなのは間違いないのですが「言葉巧みで装飾(見かけを飾る)が上手い」人のことです 偉そうに厳しい事をいうが、自分には甘い…とか、もっともらしい事をいうが中身が伴っていない…そんな人のことです(…余計な話をしそうなので次にいきます)

Harashimaがアレコレ述べる章

江戸時代の儒学者に佐藤一斎という人がいます 幕末の志士たちのバイブル『言志四録』という書物の著者で、志とは何か、人としてのあり方、などが綴られています 有名な一節に「三学戒」というのがあります 少し紹介しておきますと…

少にして学べば、則ち壮にして為すこと有り。
壮にして学べば、則ち老いて衰えず。
老にして学べば、則ち死して朽ちず。

という一節で、訳すと…

幼少から学問をすれば、壮年となる頃には何事かを成し遂げる人物になるだろう。
壮年から学問をすれば、年を取ってからも活躍し続けられるだろう。
老後から学問をすれば、亡くなった後も「あの人は立派だった」と名前が廃ることはないだろう。

となります 学び始める時期は関係ないとか、学べば結果はついてくる、一生学び続けなさい…そんな意味が込められていると思います Harashimaがこの書に出会ったのは30代後半だったかな?もう壮年になった頃かと思います その頃より歩みは遅くともボチボチ、コツコツ続けています

さて、ここからが本題 この言志四録の中には多くの心に刺さる一節があるのですが、その中からもう一節ご紹介します

しんを人に取ることかたし。人は口を信ぜずしてを信じ、躬を信ぜずして心を信ず。ここもって難し。

人から信用されることは難しい。人というのはクチだけの話は信用せずに行動を見て信じる。その行動も疑って、その人の心持ちを信用する。だから信用を得るのは難しい。となります

今回の一節と似ていますよね(儒学者なので当然と言えば当然なのですが、少しニュアンスが異なります) クチだけでは誰も信用しないし、やってるフリでは誰も付いてきません その人の志や意気込みと合わせて・揃って、ヒトからの信用は得られる…そういう事です

何度も同じミスや失敗を繰り返せば信用を失います 仕方ない事ですが、糧として着実に前に進むしかありません 原因を探り、見当をつけて試行する 間違っていれば同じ失敗が起きます それを「クチだけ」という人もいます 結果として同じことが起きれば「やってるフリ」と思われてもしょうがない… 他の人からすれば簡単な事なのかもしれないけど、それは逆も然りです

Harashimaが「クチだけ」「やってるフリ」と思ってる人にも何かしらあるのかもしれませんね そしてHarashimaが信用されない理由がここら辺にあるんだろうなぁという事が解ったところで、また余計なことを言い出さないウチに終わっておきます また来週! 

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