毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は色々な読み取り方のできる一節です 孔子にどういった意図があったのかは分かりませんが、先人たちが想像力をかき立ててできた意訳を有り難く使わせていただく事にします(それは今までも同じですが…) それでは、お付き合いください

原文・訳
子張問善人之道。子曰、不踐迹。亦不入於室。
子張 善人の道を問う。子曰く、迹を践まず。亦た室に入らず。
解説・意訳
まずは漢字の説明をしていきます 「子張」は弟子の名前で、先々週も登場している少しオーバーでやり過ぎる傾向のある人物です 「迹」は「跡」と同じで、歩いた後に残る「足跡」であったり何か行った後に残るカタチ「形跡」や「痕跡」、または先人の行為を指したりします 「践」は「踏」です 「室」は「奥の間」といった意味があります 以上を踏まえて意訳していくと…
子張が善人の生き方についてたずねた。先生は言った「(善人は)先人の知恵に従うだけではない。また、それだけでは(聖人のような)奥義に到達しない。」となります
この一節は読み取り方によって意味が異なります 善人は君子よりランクが上で、聖人に次ぐ存在な位置づけであるという訳で「善人というのは先人の知恵を踏襲するだけでなく独創性も兼ね備えるが、聖人の域には達しない」といった意味に解釈されています
もう一つは、出しゃばりの子張が「生まれ以って善(性善説)ならば学ばなくとも道を外すことなどないのでは?」と質問して答えたのモノで「生まれ以って善であっても学ばなければ道を踏み外すこともある。また、学ばなければ奥義に達することもない」とか「せっかく善であるのに、学ばずにいたなら聖人の域に入ることができなくなる」というものです
真相は判別付きませんが、どの訳も説得力があり自分の都合に合わせた読み取り方をすればよいのではないかと思います 人により読み取り方が違う、こういうところも論語の楽しみ方だと個人的には思っています
Harashimaがアレコレ述べる章
今回の一節、どう読み取るか?難しいですよね Harashima的には今の心情でいうと「生まれ以って善であっても学ばなければ道を踏み外すこともある。また、学ばなければ奥義に達することもない」ですかね 20歳前後で学問から離脱する人が多く、無知や誘惑により道を踏み外してしまう人も増える傾向にあるのかなぁ…という印象を受けます
そして、最近の傾向として子張のような(自分の無知を恥じず、自分の頭を使って考えることもせず、教えてもらう立場であるのに謙虚さもなく、逆に挑むかのような態度で詰め寄る)人が増えているように感じます 相手が答えられない事を期待して「マウントや揚げ足取りをしてやろう」的な意思を感じる事もしばしばです
キチンと学んでいれば「相手は教えてくれている」「自分は教わっている」という事を理解しているので、そんな不遜な態度や物言いができるワケがない…そういう所でも人としてのレベルやステージの違いというのは見えてきます(例として「お客様は神様です」を勘違いしてしまう人とか、正義の側にいると信じて疑わず相手を一方的に攻撃する人など)
ネット上に多くいますが、炎上している人を一緒になって袋叩きにしている人や誤字脱字、誤用に過敏に反応して勝ち誇る人なども同じです よっぽどリアルが充実していないのか?ネットに依存(滞在)し過ぎているのだと思います 曲がった承認欲求なだけなのかもしれないですが…
おっと、不特定多数の敵をつくってしまいそうな余計なことを…
Harashimaも投稿前にcheckしているけど誤字脱字が多い方なのでね 常に突かれる立場にあり油断はできないのです 余談になりますが、ネット上には「○○警察」がいて誤字脱字や言い間違いを指摘してくださる方がいた?…今もいる?のです(例えばアボカドをアボ「ガ」ドと入力すると、アボカド警察がやってきて注意されていました:Harashimaではないけど)
リアルの警察と同じく、お世話にならないようにしたいところですね それでは、また来週!


コメント