論語 雍也 其の二十五 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は道徳的な要素はないと感じる短い一節です 参考にしている書籍は無理に意味を汲み取ろうしている気がします 「どんな話なのか?」少し興味が湧いてきたところで、始めます それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、觚不觚。觚哉、觚哉。

子曰く、 觚ならず。觚ならん哉、觚ならん哉。

解説・意訳

「觚」というのは「さかずき」の事を指しています…以上 それでは、意訳していきます

先生は言った「この杯は杯ではない 杯とはいわないんだよ 杯とはいえないんだよ」 といった感じになります

参考にしている書籍によると、酒を酌み交わす際に用いられる杯の事を「觚」といったそうで、昔の杯に比べて孔子が今使っている杯は、容量(杯の大きさが)が増え、杯の形も変化してしまった、だからこれは「觚」ではない「觚」ではないんだよ…という話です

要するに、昔はお猪口の事が「觚」だったのに、酒飲みが増え一杯の容量の多いぐい飲みの事を「觚(お猪口)」というようになった 孔子はぐい飲みを指して「コレはお猪口ではない」といってる話です このエピソードから「移り行く時代の流れによりすたれていく風習や文化をなげいている」と解説されています

Harashimaがアレコレ述べる章

参考にしている書籍では上記のような意味の汲み取り方をしていましたがHarashimaには、ただ単に昔を懐かしんでいるだけで、それ以上でも以下でもない、何でもない「思った事をクチにしただけ」な気がします

誰にでも経験があるかと思いますが、飲み会の席などで「今はこうだが昔はこんなだった」というジェネレーションギャップな話題を持ち出して話に花を咲かせる事ってあるでしょ? そんな場面の「切り取り」な気がします(実際、杯の話をしているので酒の席なのでしょう)

最近でも、昭和・平成・令和の常識を比較するTV番組などがあります 今から思えば当時が「いかに今の常識とかけ離れているか」を楽しむ構成になっています それを観ながら「あの頃はよかった」という人もいれば「あの頃は大変だった」と振り返る人もいるだろうから一概に「廃れて嘆いている」ワケではないと思います

もう5~10年後には今の常識も「古い」と未来の人達(なんなら将来の自分)に笑われる時が来るのです そうやって少しずつ「善い方向に進んでいる」のだと思います より良い未来にするために新陳代謝を繰り返しているのです 「あの頃はよかった」もいいけど「あの頃は大変だった けど今は、あの頃より断然いい」となる未来を創っていかないとネ

それでは、また来週!

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