毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は少し長いので記事的にも長くなりそうですが、なるべく短くするので最後まで読んでいただけると嬉しい それでは、お付き合いください
原文・訳
宰我問曰、仁者雖吿之曰、井有仁焉、其從之也。子曰、何爲其然也。君子可逝也、不可陷也。可欺也。不可罔也。
宰我 問いて曰く、仁者は之に告げて井に仁有りと曰うと雖も、其れ之に従わんや。子曰く、何為れぞ其れ然らんや。君子は逝かしむ可き也、陥可からざる也。欺く可き也。罔う可からざる也。
解説・意訳
今回は宰我という弟子が孔子に質問しています(宰我については前にも登場しているのでコチラでチェック) 次に漢字ですが、コチラも度々使われているモノが多く大丈夫かと思います 難しそうなのは、その都度説明していきます では、さっそく意訳すると
宰我が質問した「仁者は『井戸に人が落ちた』と聞けば、すぐに助けに井戸へ飛び込むでしょうか」と 先生は言った「そんな事はしない 君子を井戸の淵まで行かせる事はできるが、飛び込ませるのはできない 君子を騙す事はできるが、見境なくする事はできない」 となります
大体の内容は意訳だけで理解できるかと思います まぁ漢字も、井戸の事を「せい」、見境がなくなる様子を「罔う」という部分くらいですかネ 余談になりますが「行く」が「逝く」、「落ちる」が「陥れる」なのは別な意味があるように思えるけど、考えすぎかな
要するに、君子は話を鵜呑みにせずホントかどうかを確かめるだけの余裕を備えているという事をいっています 上手い話に騙される事はあっても、善悪の判断なく盲目的になる事はないのです 必ず、話を聞いて頭の中で咀嚼して判断する そういう事だと思います
Harashimaがアレコレ述べる章
コトワザに「騙すより騙されよ」なんてのがありますが、誰だって騙されるのは気分のいいモノではありませんよネ なのに自分の利益のためだけに他人を陥れてる人がいるのも確かです 騙されないようにするには話を鵜呑みにしない事が肝要です 他人から聞いた話を鵜呑みにするのを「ステレオタイプ」といいます Harashimaのブログではお馴染みの言葉ですので詳しい事は割愛させてもらいます
鵜呑みにしないために「頭の中で咀嚼して判断する」といいましたが、これには多少の習練が必要になってくるので、もう少し簡単な方法を紹介しようかと思います 「誰が言っていたか」いわゆる「情報の発信源(ニュースソース)」を確かめる方法です
例えば、誰かから「〇〇って△△だって 知ってた?」といった、よくある会話で「へぇ~そうなんだ」と鵜呑みにするのではなく「それって誰から聞いたの?」や「どこ情報?」なんて質問をすれば会話も続くし、発信元が何処なのかを辿る事もできます 発信源を辿っていく事で信用できる人からの情報か?ウワサ好きなスーパースプレッダーのウィルスなのか?判断しやすくなるかと思います
信用できる人からの情報でもスーパースプレッダーを介してしまうと一気に怪しい情報になるから注意が必要です ウワサ好きでなくとも間に人を挟むことで伝言ゲームとなって元の情報とは違う情報となって伝わる事はよくある話ですからネ(伝言ゲームの話はコチラ)
影響力や肩書があるから「信用できる人」と考える人もいますが、間違いではないと思うけどHarashima的には日頃から正直で素直、誠実でいる人の話は「本当」だと思うので、信用できる人に近づけるよう積み重ねていかないといけないですネ