毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は少し、いつもとは違うテイストな話です 昨今の殺伐とした人間関係と照らし合わせて考えていこうと思います お付き合いください
原文・訳
子曰、事父母幾諫。見志不從、又敬不違。勞而不怨。
子曰く、父母に事うるには幾くに諫む。志の従わざるを見ては、又た敬して違わず。労して怨まず。
解説・意訳
順番に説明していきます まずは「事うる」ですが「仕える」と同意で「両親の言う事を聞く際には」となります 次の「幾く」は「おだやか・遠回し」という意味になります 「志の従わざるを見ては」の「志」とは「父母の気持ち」です
「敬して違わず」は「父母の気持ちを尊重して逆らわない」という意味になり「労して怨まず」は直訳すると、遠回しに諫められた両親がヘソを曲げ、面倒な仕事を押し付けられても怨まないなんですが、Harashimaが参考にしている本では「(間違ってると思う)両親の事を心配しても怨んだりしない」としています (全然違うけど、いいのかな?)
以上を踏まえ意訳すると……
先生は言った「両親の言う事を諫める場合は遠回しにする 両親の考えに納得できない時でも無理に逆らわない (そして、両親の事を)心配しても怨んだりはしない」となります
要するに、両親の考えと自分の考えが違った時は遠回しに「違うヨ」と言ってもいいが、基本的に両親の考えには逆らわない、両親の考えを尊重するという事です 老いては子に従えなんてコトワザもありますが、昔気質の両親の想いを酌んで子供の方が大人の対応をして「大丈夫かな?」と心配はしても「私の言う事を聞いて!」と怒ったり、言う事を聞かない両親を怨んだりはしてはいけないという話です
Harashimaがアレコレ述べる章
目上の人を敬う儒教的な一節です 最近では親子であっても関係が希薄になっているニュースも散見しています 個人主義の弊害のように思います いや、子供を甘やかした結果なのかもしれませんネ 教育や躾は難しいですが、自身が勉強し自立していないと子供に正しい姿を見せる事はできないので、いくつになっても学ぶ事を続けていかないといけないですネ
普遍的、人道的なモノを両親が…最新の文化や道具を子供が…お互いがお互いの良いモノを教え合い、学び合うのが理想だと思いますが、理想と現実はほとんどの場合で乖離しているものです 近づける努力をしていきたいと思います
今週はこの辺にしておきます よい日曜日を!!