論語 里仁 其の十七 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は皆さんも常日頃から思ってる(と思われる)事を言い表した一節になります 「当然」と思う事を扱うのは逆に難しいですが、お付き合いください

原文・訳

子曰、見賢思齊焉、見不賢而内自省也。

子曰く、てはしからんことをい、不賢てはみる也。

解説・意訳

まずは「賢」「不賢」ですが、「賢い人」「そうでない人」という意味で差し支えないと思います 君子と小人で対比していないのは、「賢」と「仁」は違うという事かもしれません(知らんけど) そして「ひとしからん」とは「等しい」と同意で、ここでは「等しくありたい」という意味になります

これで大体の想像は付くかと思うので意訳します

先生は言った「賢い人の言動を見れば『自分もあの人のようになりたい』と思い、そうでない人の言動を見た時は、心の内で『自分はあんな風になっていないだろうか』と内省する(ようにしなさい)」となります ※「内省」とは、自問自答して反省するといった意味です

コトワザで「人の振り見て我が振り直せ」っていうのがありますが、同じような話になります 世の中に反面教師は大勢いますが、メンター(手本や見本となる優れた人)に出会う事は中々ありません 一長一短あるのが「人間」ですが、見習うなら人間的に優れた人を選びたいですネ

Harashimaがアレコレ述べる章

今週もダラダラグダグダと愚痴を述べてしまいそうなのでサラッと流しておきます 最初に「皆さんも常日頃から思ってる(と思われる)事」と紹介しましたが、昨今では些細な言い間違いや不適切に思える言動の揚げ足を取ってマウンティングするのが多く見受けられます

Harashima的には間違いや失敗は誰にでもあり大体の事は取り返しがつくと思っているので、その人の事を想った諫言であれば「賢」そうでなく揚げ足を取って勝った気になってる人を「不賢」というように区別しています

更に、謝っても許されない場合もあり、益々「無難」な事しかできない・してはいけない風潮があるように感じます これでは「チャレンジ」なんて誰もしなくなります 何もしなければ失敗もしないですからネ その代わり、後塵を拝す事となり先頭には立てません

生き残るには現状を変える必要があるのに「マニュアル&ルールを守る」に徹しているのは現状に甘んじる、後れを取るという事になりかねない「不賢」だと思うけど、そう考えるHarashimaの方が「不賢」らしい

無難な事をしていれば失敗はないかもしれないが成果も結果もない、ローリスク・ローリターンってヤツです 成果や結果を求めるならリスクを取らないといけないけど、リスク(責任)は取りたくない…そんな人が上には大勢いるようです

どんなリスクが?どれくらいあるのか?を予め洗い出しておいて個別に対策を講じておく、そうしてリスクを抑えリターン(成果や結果)を得やすくする、それが「リスクマネジメント」という考え方だと思うけど、知らないのかな?

部下に「やれ!」と言うだけで自分は何もしない…やってる部下には目もくれず無難な事を無難にこなす無難なヤツと一緒になって、やってる部下のミスの揚げ足取ってれば皆が無難なヤツを真似て無難な事しかしなくなる…それの無限ループの末が「今」なんだろうネ

おっと、サラッと流すつもりがダラダラと……

生き残る、勝ち残るのに無難な事しかしないで大丈夫なのか? 教えてぇ~、賢い人ぉ!

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