論語 顔淵 其の六《long》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は参考にしている書籍の解説が少し難しいので、別の訳を参考にして紹介しようと思います 読み取り方が複数あるのも論語の魅力、醍醐味だと思うので自分の都合のいいように解釈するのがよいと思います それでは、お付き合いください

日曜日(日:太陽)
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原文・訳

子張問明。子曰、浸潤之譖、膚受之愬、不行焉。可謂明也巳矣。浸潤之譖、膚受之愬、不行焉。可謂遠也巳矣。

子張しちょう めいを問う。子曰く、浸潤しんじゅんしん膚受ふじゅ、行われず。明と謂う可きのみ。浸潤の譖、膚受の愬、行われず。えんと謂う可きのみ。

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます 「子張」は前にも登場した事のある弟子の名前で、孔子に『師や過ぎたり(子張はやり過ぎだ)』といわれた人物です(先進その16) 「明」は、ここでは「聡明さ(賢くて理解力もあるさま)」のことになります

そして、繰り返し出てくる「浸潤の譖、膚受の愬」の「浸潤の譖」は「じわじわと染み入る(人の心を侵す)悪口や誹謗中傷」、「膚受の愬」は「知らず知らずのうちに皮膚に食い込んでくるような悪態や告げ口」です 以上を踏まえて意訳していくと…

子張が聡明さについて質問した。先生は言った「じわじわと染み入る悪口や誹謗中傷、知らず知らずのうちに皮膚に食い込んでくるような悪態や告げ口を受けつけないのであれば、聡明といえよう。(そして)じわじわと染み入る悪口や誹謗中傷、知らず知らずのうちに皮膚に食い込んでくるような悪態や告げ口を受けつけないのであれば、(聡明どころか)遠大な見識といえよう」となります

今回も子張という弟子の性格(出しゃばりで、やり過ぎる)を理解した上での孔子のアドバイス的な話になります 「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、出過ぎた言動が目立って周囲の性格悪いヤツを刺激して悪口や嫌味、揚げ足取りが降りかかるだろうが、それをモノともしなければ聡明な(賢くて理解力もある)人だといえるだろうって事です もっと言えば、それ(じわじわと染み入る悪口や誹謗中傷、知らず知らずのうちに皮膚に食い込んでくるような悪態や告げ口を受けつけない)ならば、聡明さを上回る見識の持ち主といえるだろうという話になります

上記が参考にしている書籍の解説なのですが、これだと「浸潤の譖、膚受の愬」を受けつけなければ「明」であり「遠」である(「≦」な)ワケです 例えば、「うどん」とは麺とスープがあれば「うどん」といえよう 麵とスープがあれば「ラーメン」ともいえよう…みたいな話に思えてしまい、少し難しく感じてしまいます なので、別の訳を紹介しますが長くなるといけないので次の章にいきます

Harashimaがアレコレ述べる章

さっそく、別の訳の紹介をしていきます 異なるのは「遠」の読み取り方です 他の訳では「遠くまで見通せる」と訳されているモノがあります そうなってくると同じ言葉の繰り返し(「じわじわと染み入る悪口や誹謗中傷、知らず知らずのうちに皮膚に食い込んでくるような悪態や告げ口を受けつけないのであれば、」)であっても意味が違ってHarashimaにも理解できます

一応、どういう事か説明すると
悪口や誹謗中傷、告げ口や揚げ足取りなどをモノともしない人は、賢くて聡明な人だ そして、悪口や誹謗中傷、告げ口や揚げ足取りなどをモノともしない人は、(聡明なので)先々のこと(遠く)を見通せる となります

聡明な人は先のことを考えた言動をしているので、今しか見えていない人の悪口や誹謗中傷、その他の悪行に気を取られたりしない と、いう話になるかと思います(実際は理解されず、気を取られてメンタルを削られると思いますが…)

また例を挙げると…早々に直近の課題や問題を解決しないといけなくなった場合に、今しか見えていない人というのは現状を手軽に、簡単にやり過ごす方法を考えます しかし、それは一時的で暫定なモノです 聡明な人は暫定であっても少し先のことまで考えます

例えば(Harashimaが「聡明だ」というワケではありませんが)…ホースに穴が開いて水が漏れているとして、今しか見えていない人というのはテープ等で穴を塞いで一時的な対策をするかと思います Harashimaなら一旦、水を止めてホースの状態を確認して、穴を塞ぐ詰め物をしてからテープを巻きます その方が長持ちしますからね その間にホースをどうするのか?(補修で済むのか?交換が必要か?)を協議します(水を止める判断をした時点でホースの交換をしてしまうパターンもあります)

何?「止めてられねぇんだよ」だって? 止めずに直そうとするから余計に手間もコストもかかるし、何より危ないんですよ その発想が、今しか見えてない(考えてない)のだと思うけどね …おっと、出しゃばって「出る杭は打たれる」パターンですな 散々「浸潤の譖、膚受の愬」は喰らってきたのでね 聡明ではないが受け付けないだけの耐性ができております なんてナ

今しか見てない(短期的)のと、少し先まで見通す(中長期的)のバランスが大事かと思いますが、短期的な人の方が声がデカく、意見を通してしまうパターンが多いように思います(そして二度手間、三度手間になる) よろしくないですなぁ…おっと、偏見だったかな?

まぁ、じわじわと染み入る悪口や誹謗中傷、知らず知らずのうちに皮膚に食い込んでくるような悪態や告げ口にはあたらないだろうから大丈夫でしょう(耐性はないかもしれないけど…) また来週!

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