毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は少し難しい一節になっていて、参考にしている書籍に沿った話をしていきます(いつも大体そうなんだけど…) 上手くまとまらないかもしれませんが、お付き合いください

原文・訳
子曰、可與共學。未可與適道。可與適道。未可與立。可與立。未可與權。
子曰く、与に共に学ぶ可し。未だ与に道に適く可からず。与に道に適く可し。未だ与に立つ可からず。与に立つ可し。未だ与に権る可からず。
解説・意訳
まずは参考にしている書籍に従った意訳をしていきます
先生は言った「ともに学問することはできても、同じ道を行くことができるとは限らない。同じ道を行くことができても、ともに毅然として立つことができるとは限らない。ともに毅然として立つことができても、ともに臨機応変の措置ができるとは限らない」 となります
それぞれ漢字の説明をしていきます 何度の登場している「与に~可し」と「未だ~可からず」は「一緒(とも)に~できる」と「必ずしも~できるとは限らない」いう意味になっています 「適く」は、往復の「往」と同じで「行く」となります 「立つ」は「毅然として立つこと」となっていますが、多分「立身出世する」ということだと思います 「権る」は、時と場合により適宜手を施すということで「臨機応変に措置を講じる」という訳になっています
要約すると「同じように学んでも同じ道に進むとは限らない 同じ道に進んでも同じように出世するとは限らない 同じように出世したとしても同じような臨機応変さが備わるとは限らない」ということを言いたいのだと思います 個人により性格や資質も違いますからね 当然と言えば当然の話です
同じリーダーであっても、同じように学んだはずなのに同じような行動をするとは限らない 同じように学んで出世したはずなのに同じように指導することができるとは限らない 同じ権力を握っているのに同じような権力の使い方をするとは限らない …リーダーにより良くも悪くもなります そういう話だと思います
Harashimaがアレコレ述べる章
Harashimaが難しく感じたのは、「可し、可からず」の部分です フツー「しろ、するな」という意味で使われることが多いのに今回は「できる、できない」という使われ方をしていたからかもしれません 言葉って難しいですね まだまだ勉強が足りませんな
さて、話題を変えて今回の一節にまつわる話に移りたいと思います
Harashimaの好きな作家にジェフリー・アーチャーという方がいます 代表作を挙げると、映画化されたこともある「ケインとアベル」や「100万$を取り返せ」などが有名です サクセス・ストーリーが得意な方で他にも多数執筆されています どれを読んでも面白いのですが、個人的には「チェルシー・テラスへの道」という作品がオススメです
で、今回の一節に似ている?一冊として「めざせダウニング街10番地」を紹介します ネタバレしない程度に内容を説明すると、3人の若者がダウニング街10番地(イギリス首相)を目指す話です この3人のうち、誰が首相の座を射止めるのか? 首相になるためにライバルたちとの壮絶なバトルが…というのが読みどころです(結末の違う別本もあるらしいですが、Harashimaの読んだのは…でした)
これが、同じように学んで政治家となって政治の道に進んでも、同じように出世していったとしても、目指すものが同じだったとしても、同じような政治家にはならない そういう所が今回の一節と似ているように思います …なんかHarashimaの説明が小説をつまらなくしている気がするので、ここまでにしておきます 面白いはずなので読んでみてください リンクを貼っておきます
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