毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回も司馬牛が登場です 先週までとは打って変わって(というか「司馬牛○○を問う」な形式でないだけで、おしゃべりな感じは変わらないのですが)しょんぼりした印象の一節になります 構ってほしい寂しがりなのかもしれませんね それでは、お付き合いください

原文・訳
司馬牛憂曰、人皆有兄弟。我獨亡。子夏曰、商聞之矣。死生有命。富貴在天。君子敬而無失、與人恭而有禮、四海之内、皆兄弟也。君子何患乎無兄弟也。
司馬牛憂えて曰く、人皆な兄弟有り。我れ独り亡し。子夏曰く、商 之れを聞く。死生 命有り、富貴 天に在り。君子は敬して失う無く、人と与わるに恭しくして礼有らば、四海の内、皆兄弟也。君子何ぞ兄弟無きを患えんや。
解説・意訳
まずは漢字の説明をしていきます 「司馬牛」と「子夏:商」は人名で、どちらも孔子の弟子になります 司馬牛については意訳後に少し詳しく紹介します(今回の話の内容に関係しているのでね) 子夏(商)は、何度も登場しているので詳しい紹介は省きますが学問(文学)に優れた人物になります
「死生命有り、富貴天に在り」は「人の生きる死ぬには運命的な定めがあり、富や地位というのは天が定めるものである」という意味になります 「四海の内、皆兄弟也」は「四方を海で囲まれた内側(すなわち、世界や天下)では皆兄弟」という意味です 以上を踏まえて意訳していくと…
司馬牛が嘆いて言った「人には兄弟がいるというのに、私だけいない(私は独りだ)」子夏が言った「商(私)は『人の生きる死ぬには運命的な定めがあり、富や地位というのは天が定めるものである』と聞いたことがある 君子が敬う心を失うことなく、他人と礼儀正しく丁寧に接した(交わった)ならば、天下の人皆が兄弟となる 君子は兄弟がいないことで気落ちしないものだ」となります
多分ですが、ここに出てくる「兄弟」は肉親の兄弟(姉妹)ではなく「兄弟弟子」のことだと思われます 入門の早い遅いの兄弟弟子はいるだろうけど、心の通った本当の意味での兄弟弟子(兄貴分、弟分などと呼ばれる関係の間柄)がいないという話かと思います
理由は色々あるのでしょうが、参考にしている書籍(↓)によると司馬牛には桓魋という肉親の兄がいた説があり、この兄が孔子を襲撃したり、君主に気に入られていることを利用してチョーシにのって反乱を起こしたりした「ヤバい奴」で、その実弟ということで周囲から浮いていたとか敬遠されていたのだと思われます(桓魋も何度か論語に登場しています リンク述而22)
そんな司馬牛の嘆きを聞かされた子夏が「君子が敬う心をもって礼儀正しく丁寧に接すれば、世界中の人が兄弟となる 君子は兄弟がいないことを気に病まないものだ」と諭します その前の『人の生きる死ぬには運命的な定めがあり、富や地位というのは天が定めるものである』は、兄貴分や弟分といった関係を築くのにも運命や天の定めがあって、「時が来れば出会う」という慰めのような事ではないかと思います(知らんけど)
余談になりますが「四海の内、皆兄弟也」という言葉は、広く知られる「人類皆兄弟(思いやりや誠実さをもって接すれば、人種や国籍に関係なく兄弟のように仲良くできる)」の元となっているようです(諸説あり)
Harashimaがアレコレ述べる章
「人間関係」というのはホント、難しいですよね 例えば先ほどの司馬牛ですが、親しい友人がいない事を憂いていましたが、果たして本当にいなかったのでしょうか? 自分で勝手にそう思い込んでいるだけで優しく接している人(例えば話を聞いてくれている子夏とか)がいるのではないでしょうか また、自分からそういう事を言って優しく接している人を遠ざけているのではないでしょうか?
どちらにしろ、自分で人が離れていくような事をしているのではないか?と思ってしまいます 偏見になりますが「おしゃべりで騒々しい人」の印象でいうと、誰それ構わずウワサ話を触れ回り、その場で得た新しいウワサを別の場所で披露する…一見、誰とでも気さくに話のできるコミュニケーション能力の高そうな人に思えますが、顔が広いだけで関係は浅く薄いと思います
なぜなら、関係を深めて込み入った話をしても他所でそれをベラベラ喋ってしまうことが容易に想像できるからね そんな人に「ここだけの話だけど…」なんて話をする方が間違いだよね 「新しい面白い話を聞いた 誰かに喋りたい」となって我慢できずにポロっと話してしまう…あるよね
しかも「自分は情報通で何でも知っている」と勘違いして「知らない」と言えず、知ったかぶってテキトーな話をでっち上げてその場を乗り切ったりするのでウワサ話に尾ヒレがついて話が大きくなっていくのです そんな人と懇意になりたい人などいないと思います ある意味、自業自得です
さらに、そういうウワサ話を広めるスーパースプレッダーは「アイツはおしゃべりだから気をつけろよ」と自分がウワサになってる事にも気が付かない(それに気づけば気づかせた相手をデマで口撃し返すからね…おっと、これはHarashimaの周囲の「村人」に限った話だったかも?)
まぁ、何にしろウワサ好きも良し悪しで程度の問題です 深入りするなら情報は渡さない、喋られても困らない話題に終始する…って、結局は浅く薄い関係になるよね 関係が築けないのは「自分のおしゃべり(ウワサ好き)に問題がある」ということに気づかないと難しいかもね
喋られても困らない「ここだけの話」でした なんてナ また来週!


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