日曜のお楽しみ!論語の一節はお休みです④ 《middle》

古典

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今週も論語はお休みして別の古典の話をします 今回は人間に礼儀や秩序が必要である事を論語などとは逆の立場で説く一節を紹介します コチラの方が興味深いと思う人もいるかもしれないですネ それでは、お付き合いください

荀子 第十七巻 第二十三 性悪篇 原文・訳

人之性悪、其善者偽也。今人之性、生而有好利焉。順是、故争奪生、而辞譲亡焉。
生而有疾悪焉。順是、故残賊生、而忠信亡焉。
生而有耳目之欲、有好声色焉。順是、故淫 乱生、而礼義文理亡焉。
然則従人之性、順人之情、必出於争奪、合於犯文乱理、而帰於暴。
故必将有師法之化、礼義之道、然後出於辞譲、合於文理、而帰於治。
用此観之、然則人之性悪明矣。其善者偽也。

人の性は悪なり、其の善なる者は偽なり。
今人の性、生まれながらにして利を好む有り。是に順ふ、故に争奪生じて、辞譲亡ぶ。
生まれながらにして疾悪有り。是に順ふ、故に残賊生じて、忠信亡ぶ。
生まれながらにして耳目の欲有り、声色を好む有り。是に順ふ、故に淫乱生じて、礼義文理亡ぶ。
然らば則ち人の性に従ひ、人の情に順はば、必ず争奪に出で、犯文乱理に合して、暴に帰す。
故に必ず将に師法の化、礼義の道き有りて、然る後に辞譲に出で、文理に合して、治に帰せんとす。
此を用つて之を観れば、然らば則ち人の性は悪なること明らかなり。其の善なる者は偽なり。

解説・意訳

今回は先に意訳をしてから捕捉していきます

人の性は悪であり、性善説は偽りである 
今、人は生まれながらに利益を好む 間違いない(これしたがう) だから(ゆえに)争奪が生まれ、譲り合う事はないだろう(辞譲亡ぶ)
人は生まれながらに恨んだり憎んだりする(疾悪有り) 間違いない だから人を傷つけたりして、お互いを信頼しなくなるだろう(残賊生じて、忠信亡ぶ)
人は生まれながらに美しいモノを見聞きする事を欲する(耳目の欲有り、声色を好む) 間違いない だから節度を越えて奔放になり、礼儀や道理をないがしろにするだろう(淫乱生じて、礼義文理亡ぶ)
しからば、本能のおもむくままに生きれば必ず争いが起き、礼儀や道理をないがしろにし、世の中が混乱する
だから先生の教える規範や礼儀に導かれて、はじめて譲り合いや礼儀や道理を学び身に付けて世の中が平和に治まるのだ このように考えると、生まれついての人の性は悪である よって善は後天的に身に付けたモノで性善説は偽りである

以上のようになります ※()の部分は繰り返しや意味が分かりにくい箇所です(読みにくいかもしれませんがご容赦ください)

要するに、人は生まれた時は「悪」であり、そのまま育つと他人と争い、奪い合いになれば相手を傷つけ、自分勝手な人物となる だから先生(師や賢人)から礼儀や道理を学んで「善」を身に付けましょう 世の中を平和にするのは善と学び(礼儀や道理、教養など)です という一節になります

Harashimaがアレコレ述べる章

今回はどちらか(性善説)一方に偏った情報ばかりでは面白みも薄れると思い紹介してみました 論語などの「性善説(生まれた時の人間の性は善である)」というスタンスとは逆の「性悪説」でしたが、コチラの方が納得いく人も多くいるかと思います 荀子の思想というのは他にも興味深い話が多く、とても勉強になります

何も学んでない(と思われる)人というのは、コレで何となく判別できるよネ このブログの読者は新しいオモロい判断基準を得たといえます 「あぁ、あの人は何も学んでないから自分勝手なんだな」と理不尽な扱いを受けた時に留飲を下げるアンガーマネジメントも可能になります(納得いかない事をすり替えて納得する方法)

いつの時代も何処にでも小人(しょーもない人)はいるし、相手にするのも疲れます 「相手を何とかしよう」というのは相当難しい、無理に近い話なのです なので放っておく・関わらないのが一番ですが、そういうのに限って近づいてくるので自衛する事を忘れないようにしましょう

今回の一節を鵜呑みにして判断するのは危険なので、自己責任でお願いします……あしからず

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