論語 里仁 其の一 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 寄り道は先週までとして今週からは第四編となる「里仁」に入ります また一緒に学んでいきましょう! それでは、お付き合いください

原文・訳

子曰、里仁為美。擇不處仁、焉得知。

子曰く、仁に里るを美しと為す。択びて仁に処らずんば、焉んぞ知なるを得ん。

解説・意訳

先ずは難読漢字から
「擇」は「たく・じゃく」などの読み方をして、選択の「択」に置き換えます
「處」は「しょ・きょ」などの読み方をして、「ところ」という意味で「処」の字が充てられています
「焉」は、たびたび出てくる漢字です 「いずくんぞ」と読み、「どうして・どのようにして」といった意味で使われています

あと、この一節は色々な読み取り方が出来て難解なので、参考にしている本のまま説明すると「里(お)る」と「処る」は同意で使われています どちらも、「そこに居る」といった感じです(「里」を動詞ではなく名詞として、村や集落という意味とする説もあるようです)

「美(よ)し」は「善い・良い」といった意味で「美しい」の字が充てられています 

とりあえず、以上を踏まえて意訳すると
先生は言った「仁に安住するのは立派だというが、仁を択んでソコに安住できない者は、どうして知者といえようか」 となります

本書によれば次節(来週紹介予定)と合わせて読むとしっくりくるようなので、来週もお楽しみに!

ここではもう一つの読み取り方を紹介します 孔子以降の儒学思想に生活環境を重視する傾向があったようで「仁(誠実さであったり思いやりや人間愛など)のある場所に住まいを選ばない者を知者といえようか」といった意味に訳されるようです

Hrashimaがアレコレ述べる章

最初から難解なので今週はテキトーに濁して来週キチンとした話をダラダラしようかと思います(笑)

けど、一応「儒学思想に生活環境を重視する傾向」の方をチラッと話すと、性善説の儒教は性悪な人の格好の餌食となり搾取されまくりなので、環境を重視したのではないかと思います(他人のせいには出来ない思想ですからネ)

Harashimaも思い当たる事が両手足では足りないくらいあるので、気持ちは分かります

隣人トラブルなんかもコレにあたるのかもしれませんネ なにがキッカケになるか分かりませんが、些細な事であったり、それが積み重なってだったり……怖いですネ
「環境のせい」というのも自分次第な気がします(寄って来るから仕方ないんだけど…)

「住めば都」となるよう前向きに考えて生きたいですネ(この一節と同じように、難しいけど) なんてナ

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