論語 顔淵 其の十《long》

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毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は弟子からコトワザのような言葉の意味を質問されて答える話です 「君子の振る舞い」とでもいうような内容の言葉になります それでは、お付き合いください

日曜日(日:太陽)
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原文・訳

子張問崇德辨惑。子曰、主忠信、徙義、崇德也。愛之欲其生、惡之欲其死。旣欲其生、又欲其死。是惑也。(誠不以富、亦祇以異。)

子張しちょう 徳をたかくしまどいをわきまえんことを問う。子曰く、忠信を主とし、義にうつるは、徳を崇くする也。之れを愛しては其の生きんことを欲し、これをにくんでは其の死なんことを欲す。既に其の生きんことを欲し、又た其の死なんことを欲す。是れ惑い也。(誠に富を以てせず、まさに異を以てす。)

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます 「子張」は弟子に名前です そして「徳崇弁惑」というのは、どうやら当時よりもっと昔からある言葉のようで「徳を崇くして惑いを弁う」というコトワザのような意味の言葉です(詳しくは意訳後に説明します) 「悪む」は「憎む」と同意になります 以上を踏まえて意訳していくと…

子張が『徳を崇くして惑いを弁う』について質問した 先生は言った「誠心誠意、真心を尽くして、誠実に信義を守ることを主とし、正しい方に向かうことが、徳を高めることだ 愛するときには、その人が生きていることを望み、憎悪すると、その人が死ぬことを望む 生きていることを望みながら、また死ぬことを望む これが迷いだ」 となります

先に説明しておくと()の部分の二句は、この一節に関係のない句で、どうやら後の一節の二句と間違って混在してしまったようです(今回の話の意味とつながらない内容) なので、ここでは意味も何も取り上げないこととします

さて、今回の一節を要約すると、子張という弟子が「『徳を崇くして惑いを弁う』とはどういう事ですか?」と質問をします 先生は「善行を積むことが徳を高めることだ(徳崇) そして弁惑というのは、仲の良い人には『いつまでも元気でいてほしい』と思っている一方で、関係が悪化すれば『死ねばいいのに』と憎悪することをいうのだよ」ということです

「迷い(惑い)を弁える」の例えが面白いですよね 昨今では「弁える」は死語になりつつあって、どちらか一方しか認めない・受け入れられない風潮を感じます 気分次第、ファーストインプレッション(第一印象)が全てで見直す、覆ることは稀です(風見鶏のように、その時々で態度や扱いがコロコロ入れ替わる人も大勢いますが、根底にある印象は変わらない)

ただ単に徳を積むだけでは人として成熟しない、迷いを弁える(惑いを意識してコントロールできる)こととセットになって「成熟した人」になるということだと思います 感情の赴くままに従って怒り狂う、ウワサ話を鵜呑みにして偏見を持つ…弁えてませんなぁ おっと、また余計なことを…次にいきます

Harashimaがアレコレ述べる章

「弁える」…難しいですなぁ 先日投稿した「年寄りの冷や水」(リンクはコチラ)も言わば弁えていないワケですヨ いつまでも「俺は若い・イケてる」と勘違いしているのですから 分からない事もないんですけどね…現実を見るまでは(上手くいってしまう事もあるのが厄介なところなのですが…)

例えるまでもありませんが、婚活市場においてオッさんが「若い女性しか受け付けない」とか、自身のセンシティブな事を棚上げして「イケメン、高収入希望」なご婦人…弁えてないとしか言いようがない 勘違いも甚だしい…(一部、異性の方から好意を寄せられるのは除いて)

逆に、弁え過ぎてるのも厄介です 「いえいえ、自分なんか…」と遠慮や謙虚が強すぎるタイプも自己主張が足りない(下手)、引っ込み思案で損をします もっと積極的にアピールすればいいのだろうけど、アピールの仕方も下手なんだろうね

ゴリゴリ前に出る人から見れば「ハッキリしない、煮え切らないヤツ」だと思われていそうですが、弁えているからこそ出過ぎたことをクチにしないのです 「失敗したら恥ずかしい」「出来る」と言ったはいいけど出来なかった時の責任は取りたくない…ではなく「出来る算段はあるし、任せてもらえば結果は出す」という気概はあるけど、「俺に任せろ」というほどの積極性は「出過ぎた事(弁えていない)」と思いクチにしないだけです

それが良くないと気づいて積極的な方向にシフトすると「弁えていない」と煙たがられ、「なんじゃそりゃ!?どうしろと?」なるのです(大したことない事も「やり過ぎ」認定され、足並みを乱しているらしい)

Harashimaとしては「自分が儲かるにはまず組織を儲けさせないと…組織を儲けさすヤツを組織が放っておくワケがない」というつもりでいたのですが、どうやら違ったようなのでね 弁えて大人しくしているのです おっと、また余計な話を…そろそろ終わりにします

弁えつつ徳を積み、チャンスを窺っているのがHarashimaです 基本、弁えていますが…弁えるってホント、難しいですな それでは、また来週!

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