糠に釘(ことわざ) 《long》

ことわざ

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今回はメジャーなコトワザを本来の意味とは違う使い方をしてダラダラ述べて行こうと思っています まぁ、面白いかどうかは読者に委ねるとして綴っていきます それでは、お付き合いください

意味や由来・語源

柔らかいぬかに釘を打っても手応えや反応がない事から、効き目がない・手応えが全くないという意味があります また、糠に釘を打つような意味のない事をするのはムダであるといったニュアンスも含みます そんな事をする意味もなければ、効き目もない、無い無いづくしなコトワザです

一応、糠の説明をしておきますと、玄米を精白する時にでる外皮と胚芽の混ざった粉のような物質です 栄養豊富ですが食用には向いておらず、糠味噌漬け(お漬物)やタケノコを茹でる時の灰汁抜きなどに使われるくらいで、多くは肥料や飼料となっています

もう一つ余談として、茄子を糠漬けにする時に釘を入れると茄子の色が変色しないそうです 鉄分が茄子の色落ちを防ぐらしく釘でなくともミョウバンでも同じ効果が得られるようです(話のオチに利用できそうなネタですが、ここで出しておきます)

話しを戻します

糠に釘と同じような意味のコトワザは多く、暖簾に腕押し・猫に小判・豚に真珠・馬の耳に念仏などがあります 細かい部分の違いはありますが、どれも「ムダ」「意味がない」といった部分が共通しているかと思います(それぞれ使い分けられるだろうか? そんな事を考えるのもムダで意味がない? なんてナ)

Harashimaがアレコレ述べる章

ムダで意味がないのが「糠に釘」なのですが、ここからは少し角度を変えた話をしていきます 結果として「糠に釘」となるのでお楽しみに!

よく聞く話に「結果が全てだ」と「結果がでなくとも、そこへ至るまでの道程は今後の糧となる」という相反する言葉があります どちらも間違いではありません けど、個人的には前者のタイプは苦手です なぜなら「結果」と勝手に断定するワケですから…期限のあるモノなら仕方ない部分もありますが、自分で納得できるまで続けた先にあるのが結果なので、他人が決めるモノではないと思っています

よく「結果を出せ!」とか言ってる人を見かけますが、多分「成果」のことだと思います(コレも使い分けが難しい?) どちらにしろ「果」となる「種」を蒔かない事には始まらないのにソレをしてるようにはみえない 「そりゃ、何も実りませんよ」って話です

けど、そういった圧に応えるべくインチキやデタラメ、ズルやセコを駆使して偽の結果や成果をこしらえるのです(言われた事を言われた通りにしただけ、見かけだけ出来てて機能しない張りぼて的な「やっただけ」とか) それこそ、糠に釘を打って「釘、打ちました」と釘を打った事のみを鬼も首でも取った勢いで成果として報告するのです

そんな「ムダで意味のない」事にも気づかず、何なら逆にムダが増えて大変になってるのに、評価され出世し間違った成功体験として刻まれ、後進へと脈々と受け継がれていくのです(教わる方も何の疑いも持たない なぜなら、それで成功した人の言うことだから「それが正解なんだろう」と信じるし、言われた事を言われた通りにするだけだから簡単だしネ)

教える方も、自分のマネして糠に釘を打つヤツを「アイツは俺の言う事を聞くし、優秀なヤツだ」と贔屓にして登用する 重ねて間違いを犯すのです(間違った成功体験をさせる) そうやって糠に釘打つヤツが増殖して「それが正解」になっていきます

次第に簡単で楽チンな糠に釘打つ方が主流となり、本来の手順を「面倒くさい」で片づけてしまうようになります そして、いつの間にか本来の手順がどうだったのか?も分からなくなる事態となり、アチコチからボロや歪が発生します(糠に打った釘だから当然だわネ)

ここから先は想像に難しくないだろうから省略します

もう一方の後者(結果は出なかったが…)は、トライ&エラーを繰り返し恥もかくし笑い者にもされるだろうけど、その経験が似たような状況に陥った時に臨機応変に対応できるチカラとなったり、応用を利かせて立ち回る事もできる引き出しや懐の深さといった「余裕」のようなモノになるのかと思います 自分で言ってて「なんだそりゃ?」ですが、思ったような結果は得られなかったけど、結果的には「成果」はあったという事だと思います

最後になりますが、ここまで読んでいただき「何だよ、結局ムダで意味のない記事(糠に釘)だった」なんて感想がない事を祈って〆させていただきます なんてナ

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