論語 公冶長 其の十 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回も少し長めの一節で、内容についても色々と思うところがあって長くなってしまいそうですが、そこをグッと堪えて簡潔にまとめるよう努めますので、最後までお付き合いください

原文・訳

宰予晝寝。子曰、朽木不可雕也。糞土之牆、不可杇也。於予與何誅。子曰、始吾於人也、聽其言、而信其行。今吾於人也、聽其言、而觀其行。於予與改是。

予、昼に寝ぬ。子曰く、朽ちたる木は雕る可からず也。糞土の牆は杇る可からず也。予に於いてか何ぞ誅めん。子曰く、始め吾れ人に於けるや、其の言を聴きて、其の行を信ず。今 吾れ人に於けるや、其の言を聴きて、其の行を観る。予に於いてか是を改む。

解説・意訳

まず、今回の登場人物は宰予さいよという弟子で舌鋒鋭い能弁家だそうですが、孔子は宰予の才気走ったところがあまりお気に召さなかったのか?度々、𠮟りつけていたそうです 今回はそんな一場面になります

宰予が昼寝をしていた[予、昼にぬ] 先生は言った「腐った木に彫刻する事はできない 泥土の垣根は上塗りができない[朽ちたる木はる可からず也。糞土のかきる可からず也。] 宰予みたいなヤツを叱ってもしょうがない[予に於いてか何ぞ誅めん。]」さらに先生は言った「私は今まで他人に対して、その言葉を聞くと、その行動も(言葉通り)だと信じてきた[始め吾れ人に於けるや、其の言を聴きて、其の行を信ず。]これからは他人に対して、私はその言葉を聞き、その行動もよく見るようにする[今 吾れ人に於けるや、其の言を聴きて、其の行を観る。] 宰予をキッカケに、このように改めよう」

宰予が昼寝をしているのを見て(当時は働き盛りの男性が昼寝をするのはサボってる、怠惰であるという考えであったので)孔子は呆れています 例えとして「腐った木に彫刻する、劣悪な垣根に上塗りをするのと同じで、宰予もしょうもない」と言ってます

孔子は今まで「その人の言う事とその行動は合致していると信じていた」そうですが、宰予を見て「これからは、その人の言葉を聞き、言葉通りに行動できているかを見るように改める」と考え方を変えた という話です

クチは達者でも行動が伴っていない宰予に憤慨しているのが、よくわかる一節です 昔は(といっても今でもですが)「言行一致(言葉と行動が一致している)」が当たり前の事だったんでしょう ある種の「裏切り行為」なのかもしれませんネ

Harashimaがアレコレ述べる章

さぁ~て、ここからが本番!クチばっかりで行動が伴わない人、いるよネェ~
Harashimaの周りにも大勢います それらの人の事をダラダラグチグチと述べていこうかと思ってたけど、面白くないから止めておきます

それよりも、どうすれば言行一致できるか?を考えてみたいと思います 簡単です 大言壮語たいげんそうごしなければいいだけの事です できる事をへりくだって過度に謙虚に振る舞うのは不利益を被ることもあるので控えるのが良さそうです(バランスが大切になります)

厄介なのは「できる」と勘違いする事です 一応、OJTなどの教育ツールで学んでる「つもり」らしいが、その実は教育内容とはかけ離れたデタラメやインチキを盲信した「空っきし」が多い事…何のためのプログラムなんだか分からないのが現状です

そんなのが連綿と受け継がれ、自分たちの都合のいいように解釈され、誰も問題解決などできなくなってます(見ればわかる) 言行一致を心掛け、精進しないとネ

これ以上、話しが脱線する前にここら辺で終えておきます また来週!

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