日曜のお楽しみ!論語の一節はお休みです① 《middle》

言葉遊び

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 今週は論語ではない別の古典の一節を紹介しようと思います ①としていますが何週続けるかは考えていません 完全な見切り発車です まぁ、ゆる~い感じのブログなので数週間後には論語に戻るかと思います 論語を楽しみにしていた方がいるのか?分かりませんが、しばらくは別の古典の話にお付き合いください

佐藤一斎「言志四録」を紹介します

Harashimaが古典の中でも強く影響されている一冊です 言志四録とは「言志録」「言志後録」「言志晩録」「言志耋録」という4編からなる書物です

佐藤一斎(1772~1859)は代々藩の家老を務める家柄に生まれ、儒学の大成者と認められ広く崇められました 門下生は3,000人と言われ中には、山田方谷、佐久間象山、渡辺崋山などがおり、直々の門弟ではないようですが、西郷隆盛も言志四録を愛読していました

そんな幕末の志士達に多大な影響を与えた言志四録の中から紹介するのはコチラ!

少而学,則壮而有為。壮而学,則老而不衰。老而学,則死而不朽。

原文は漢文となっていますが訳すと「少くして学べば、則ち壮にして為すことあり 壮にして学べば、則ち老いて衰えず 老いて学べば、則ち死して朽ちず」となります

もう少し分かりやすく訳すと「若い頃から学問をすれば、壮年の頃には立派な功績をあげる事ができるだろう 壮年から学問をすれば、年をとっても若い者に負けず衰らずいられるだろう 老年から学問をすれば、亡くなっても名声が廃る事はないだろう」となります

若年・中(壮)年・老年の3世代に分けて、どの世代であろうと学問をすれば何かしら自己の為になるので「学問をしなさい」という戒めで、これを「三学戒」と言います

明治から昭和にかけて活躍した思想家・哲学者、安岡正篤氏も
若い者の怠けて勉学せぬ者を見る程不快なものはない。ろくな者にならぬことは言うまでもないが、まあまあよほどのろくでなしでなければそれ相応の志くらいはあるものである。壮年になると、もう学ばぬ、学ぼうとせぬ者が随分多い。生活に逐われてだんだん志まで失ってしまうのである。そうすると案外老衰が早く来る。いわゆる若朽である。能く学ぶ人は老来ますます妙である。ただし学は心性の学を肝腎とする。雑学では駄目である。
と、三学戒を引き合いに出して「最近の若い者は」的な話をしています

Hrashimaがアレコレ述べる章

Harashimaが言志四録を知ったのは30代になってからなので若年から壮年になる頃ですネ 学問を始めるには遅かった気もしてますが、物事に偶然はないけどタイミングはあるのでHarashimaは「ここがそうだった」と思うようにしています

そこからダラダラ……もとい、コツコツと自分のペースで本を読み、学んだ事を実践してトライ&エラーを繰り返しながら現在に至っています ”光陰矢の如し”といいますが、あっという間に壮年期も円熟する頃となったけど理想とのギャップに苦しんでいます(老いて衰える気はない分にはマズマズなのかもしれません)

安岡正篤氏の話にもありますが、学校を卒業して社会人となってから勉強や学問というのは極端にしなくなります 読書すらしない人も多い印象です 雑学でも小説でもラノベでもマンガでもよいと思うので「本を読む」事が大切で、それだけで差が出る・(他とは)違ってくる気がします

読むだけでなく読んだ中から印象に残った事を活かす(自分で使ってみる、試してみる)事が学びとなるので実践する事をオススメします よくある「やってみた」動画なんかを見て知ってる気になるのは経験や体験ではなく「知ったかぶり」という疑似体験だと思います 色んな意味で危険な気がします

最後になりますが、年齢にまつわるボクシングの世界チャンピオンの名言(だと思う)を紹介します
「老いは恥ではない」 byジョージ・フォアマン
1994年に20年ぶりに45歳でヘビー級のタイトルを獲得しました(当時の最年長記録)

「年齢は単なる数字でしかない」 byマニー・パッキャオ
フィリピンの英雄、限界説を否定する活躍を続ける6階級制覇の現役チャンピオン(2021年現在)

老いてもソコソコ元気であり続けるためにも学びましょう!

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