論語 為政 其の四 ≪middle≫

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ! 論語の一節を紹介しています 今回は孔子の人生観を述べた一節で、今なお使われるフレーズの出典にもなっています 他人(孔子)と自分を比べないように! では、お付き合いください

原文・訳

子曰、吾十有五而志于學。三十而立。四十而不惑。五十而知天命。六十而耳順。七十而從心所欲、不踰矩。

子曰く、「吾れ十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。」

解説・意訳

私は15歳の時に学問で身を立てようと志し、30歳になった時に自立した。40歳になると自信がついて迷わなくなり、50歳になると自分の天命(天の与えた使命)を知った。60歳になると自分と違う意見を聞いても反発せず、70歳になると欲望のまま行動しても人としてのモラルを欠くようなことはしなくなった

「不惑の四十」という言葉の元になってる一節です 40歳を一つの節目として今でも残っている部分なのかもしれません なぜなら15歳を「志学(しがく)」30歳を「而立(じりつ)」50歳を「知命(ちめい)」60歳を「耳順(じじゅん)」というそうですが、知らないよネ

少し「而立」の補足をすると、30歳頃に学問の基礎を習得して社会的にも深い学識の持ち主であると認められて弟子入りする人も増えて、自信を深めていく頃で「不惑」に繋がっていきます

Harashimaがアレコレ述べる章

一つの目安というか、理想ぐらいに考えた方が気楽だと思います これくらいの年齢で「こうあらねば」「こうあるべき」と考えると焦ったり「自分はダメなヤツだ…」と凹んだりしちゃうからネ(それをバネに取り組む人もいるので一概には決めつけないですが)

少し逸れますが、以前読んだ本の中にあった一節で「人生のV.S.O.P」というのがあって、V=バイタリティ、S=スペシャリティ、O=オリジナリティ、P=パーソナリティというもので、それぞれ20代、30代、40代、50代で必要になってくるスキルを表していて、20代は若さや勢いに任せて働く、30代はその職のスペシャリストになるよう働き、40代は更にそこから発展させた個性を発揮して働く、50代は今まで築いてきた技術や人脈など人格や人間性を活かして働く….だったかな? そんな話を思い出します

Harashimaは年代に合った状態ではないけど、自分では何とも出来ない部分はイライラしないように気をつけています (凹むより見返したいタイプなのでネ)

話を戻します 最近の子は二極化が進んでいるようで、しっかり将来を見据えた考えを持っている子と目先の事にしか考えていない子に分かれている感じがします 「どちらがいい」とかは個人の判断にもよるので明言は避けますが、年代に応じた年齢の重ね方をしたいと思います

まとめ

老いも若きも年を取っていくのは変わらないですが、人間の厚みは年を取るごとに増していくようにしたいですネ 年輪のように成長し続けて太く立派な大木のようになるよう、心と身体・頭に栄養(学び)を与えましょう

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