論語 里仁 其の十四 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は承認欲求にまつわる話になるのですが「理想はこうだよネ」って思う心持ちを表わしています けど実際は…な気もしますが、お付き合いください 

原文・訳

子曰、不患無位、患所以立。不患莫己知、求爲可知也。

子曰く、位無きをえず、所以う。ることきをえず、らる可きをすをむる也。

解説・意訳

今回の一節で多用されている「患う」は「わずらう」ではなく「うれう」と読み「憂う」と同意でよいと思います 「き」は「なき」と読み、今回の場合だと「自分の事を知ってもら『えない』のを…」といった前の語を打ち消す時の「なき」かと思います

それでは、意訳していきます

先生は言った「地位のない事を気に病まず、地位を得る実力がない事を気に病む (他人が)自分の事を認めてくれない事を気に病まず、認められる事を成し遂げるよう心掛ける」となります

くだけた意訳をすると「肩書が無いのを気にするな それだけの実力がない事を気にしろ 他人が自分を認めない事を気にするな 認めざるを得ない実力をつけるよう心掛よ」といった感じになります

貧しい少年時代を過ごし、学問で身を立てようと志し、ひたすら努力した孔子ですが、結局は望むような肩書を得る事はできませんでした しかし、2500年経った今でも読み継がれているのは「努力し続ければ必ず他人も社会も自分を認めるだろう」という事の実践かと思います

Harashimaがアレコレ述べる章

今回の一節はHarashimaの心の支え的な話です 「実力がない事を気に病む」と原因は自分にあると考える事でストレスを低減できるのですが、やっぱり他人と比べてしまうので「オレの方が…」なんて思ってしまいます

相手のある話ですし、能力や実力より、良し悪しは別として友好度や忠誠心といった方を重視する場合もあるだろうからネ こればっかりは自分のチカラでは何ともなりません 自分のチカラで何ともならないものに気を煩わすのは精神衛生上よくないから気にしないのが一番かもしれません

認められて登用された人や登用した人が実力を発揮すればいいだけなのですが、報酬だけ貰っておいて実力を出さない?出せない?人が問題になっています いわゆる「コストパフォーマンスが悪い」「組織にぶら下がる」というヤツです そんなのを大勢抱えていては組織そのものが立ちいかなくなります

Harashimaの知ってる企業でも……問題になってるのかな? 自分が当てはまるとは思ってないだろうから気づいてないかもしれない…まぁ、どちらでもいいけど気づいた頃には手遅れで取り返しのつかない事になるだろうネ

ホントはまだまだ述べたいのですが、あまり熱く語ると精神衛生上よろしくないので、この辺にしておきます また来週!


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