論語 顔淵 其の十九《long》

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毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回もまたまた季康子の登場です(三週連続) また今回も「政(政治)」について質問しているのですが、またしてもトンチンカンな質問をされて孔子がピシャリと一喝する(ツッコミを入れる)一節になります つくづく孔子(儒教)とは相容れない人だったんでしょうね それでは、お付き合いください

日曜日(日:太陽)
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原文・訳

季康子問政於孔子曰、如殺無道、以就有道、何如。孔子對曰、子爲政、焉用殺。子欲善而民善矣。君子之德風、小人之德草。草上之風、必偃。

季康子きこうし まつりごとを孔子に問いて曰く、如し無道を殺して、以て有道にさば、如何いかん。孔子 対えて曰く、子 政を為すに、いずくくんぞさつもちいん。子 善を欲すれば、民 善なり。君子の徳は風、小人の徳は草。草 之れに風を上うれば、必ずす。

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます 「季康子」は人の名前です 詳細は省きますが、気になる方用にリンクは用意しておきます(コチラ) 「無道」は、詳しくは意訳後に説明しますが「ならず者」みたいな意味です 「有道」も後述しますが「道徳のある人」としておきます 「偃す」というのは「草木が風になびいて倒れる様子」のことです 以上を踏まえて意訳すると…

季康子が政治について孔子に質問していった「ならず者を死刑にして、道徳のある人を手伝うというやり方はどうですか?」孔子は答えて言った「貴方は政治を行っておられるのに、どうして死刑を用いるのですか? 貴方が善いことをしたいと思えば民も善くなります 為政者の徳は風であり、民衆の徳は草です 草に風が吹けば、必ずなびきふせる」 となります

より分かりやすい訳をする前に「無道」と「有道」について説明しておきます まず「道」というのは「道徳・道理」のことです いわゆる「人として」の部分の話になります これがない(無)の人を「ならず者・無法者」といい、(道徳や道理に理解)ある人のことを「有道」としています(「理解ある」というか、道徳や道理から外れないよう守っているという方が適切だと思います)

それを踏まえて説明すると、季康子が「ならず者や無法者を死刑にして、道徳や道理を守って生きている人を手助けする政策をどう思いますか」と孔子に尋ねますが「政治家でありながら死刑を用いる理由が分からない 貴方が善いことをすれば民が悪いことすることはない 政治家の徳というのは風であり、民衆の徳は草です 草は風が吹けば必ずなびいて横たわる」という話です

ならず者や無法者が後を絶たないのも死刑を用いようとするのも、すべては為政者(政治家)である季康子の行いに端を発している(問題がある)と孔子は断罪しています 季康子(政治家)が善いことをすれば(風を吹かせれば)民衆(草)は政治家の言うことに従って悪いことを考えない(風に逆らわない)…と、いうことを言っているのですが季康子が理解して改心したかは定かではありません

政治家の「善い行い」ほど怪しいモノもありませんが、それは当時と比べてはいけないかもしれませんね 昔はもっと純粋で、今ほど色々なことが複雑に絡んでいなかった時代でしょうし…(嘘や詭弁で民衆を欺くタイプは当時にもいたでしょうけど、これも今ほどではないように思います) 知らんけど

Harashimaがアレコレ述べる章

ここからは先週の続き、小人(しょーもない人)の話をしようかな?と思ったのですが、少し目先を変えた別の話をします ずいぶん前にも開示していますが、Harashimaは君子を目指しているのではなく小人にならないよう論語を愛読しています なので論語を教科書のようにしてはいますが妄信や盲信はしていません 今回は「これ、ちょっと違和感があるなぁ…」と思う話をします

今回の一節に限らず先週も先々週も一見「その通り!」と思えるのですが、よくよく考えると善を行う人に従う人(民衆)というのも善であることが前提なんだよね 善や道(道徳や道理)を知っている人であれば「あの人の行っていることは立派だ」と理解できますが、それこそ無道の性悪には通じません(理解できません) 「おかしな事してる変な奴」という印象になるかと思います

なので、お互いの「善」や「道」の学び具合(レベル、ステージといったもの)が違いすぎて話がかみ合わない(合意や理解が図れない) この差を埋める作業は難しい…なぜなら妥協して低い方に合わせないといけなくなる 例えば、お店の善意で「無料」としてるモノを「タダだから…」で独り占めするような行為であったり、転売ヤーといわれる行為などが該当します

道徳や道理を知っていれば、お店の厚意だと理解して無茶なことはしないし、私利私欲のために他人の迷惑顧みずに買い占めて儲けようなどとは思わないのですが、それが分からない(理解できない)無道寄りの人に合わせてルールを作ったり、法整備がされたりしています 本来なら「しなくてもいい事」なのに…理解している側が妥協を迫らている …おかしな話ですよね

なので(なので?)三週続いた季康子の話ですが、Harashima的には「そんな素直な民衆はいない」と思っています 季康子が性悪で、悪どいのを諫めるために少々オーバーな話をして改心させようとしているのだと思います(道徳や道理が機能している世の民衆であれば、孔子の言葉通りの結果になるとは思いますが…)

季康子に孔子がついていなければ、季康子をマネして悪さをするフツーの人が死刑にされ、死刑を恐れて善人ぶる悪者が季康子に取り入って(ゴマすって)本当の善人から搾取し、道徳や道理は地に落ちて無秩序な世になっていくことが予想できます 残念ですが、それに近いことが起こっているように思います そうならないよう、為政者は自らを律する必要があると思いますが…難しいんだろうね

反面教師にして自らを律して学びましょう それでは、また来週!

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