論語 先進 其の三 《middle》

論語

毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は前週の続き?にも思える一節です 尊敬する先生や師匠と言われる存在から褒められる(一目置かれる)ことは光栄ですよね 本当に優れた人は、伸びてくる弟子に嫉妬や焦りを感じることはないのだと思います …おっと、冒頭からやってしまったかな? それでは、お付き合いください

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原文・訳

德行顔淵閔子騫冉伯牛仲弓。言語宰我子貢。政事冉有季路。文學子游子夏。

徳行とくこうには顔淵がんえん閔子騫びんしけん冉伯牛ぜんはくぎゅう仲弓ちゅうきゅう。言語には宰我さいが子貢しこう。政事には冉有ぜんゆう季路きろ。文学には子游しゆう子夏しか

解説・意訳

まずは漢字の説明をしていきます…というか、ほとんどが弟子の名前です 全員、今までに登場しているので一人ずつの紹介は省きます(設定も確認もしていないですが、もしかしたら名前検索すれば過去の投稿がヒットするかも?) とりあえず意訳していきます

(孔子門下では)徳行の領域には、顔淵・閔子騫・冉伯牛・仲弓。言語の領域には、宰我・子貢。政事の領域には、冉有・季路。文学の領域には、子游・子夏。となります

孔子には優れた弟子が多くいたそうで、その中でも4つのジャンル、徳行(善や徳を積む行い)、言語(弁論)、政事(政治)、文学(学問)に分類して、特に優れた弟子の名前を挙げています ちなみに、ここで挙げられている名前は「あざな:ニックネームのような名前」だそうで、参考にしている書籍↓ではそれぞれの本名も掲載されているので気になる方は手に取ってみてください

これは余談ですが、個人的には今回の一節は前週の一節とセットのように思います なぜなら、これが独立した一節なら「子曰く」で始まっているだろうからです そうでないところが「続きなのでは?」と思わせます はい、余談でした 次、いきます

Harashimaがアレコレ述べる章

誰でもそうだと思いますが、得手不得手(得意なこと、苦手なこと)があると思います 昔は苦手なことは繰り返し練習して克服したものですが、最近の風潮は「好き(得意)なことだけして、嫌(苦手)なことはしなくていい(得意な人にやってもらう)」です 一見、合理的で当人は幸せな感じがしますが何かモヤモヤします

皆がこれを実践すると、どうしてもバランスが悪くなる… 面倒なことは誰だってやりたくないはずです 面倒だから誰かに任せて、その誰かも面倒だから別の誰かに任せる…結局その面倒は解消されないまま、たらい回しになるのです(もしくは仕方なく誰かが「やらされる」のです)

それをmoneyで引き受ける代表的なビジネスが「代行」ですよね 今春、退職で話題になりました 危険を感じてお願いする案件もあるでしょうが、概ね「自分でする(言う・手続する)のが面倒」が主な理由だと思われます もしそうなら、個人的には自分の事を自分で出来ない未熟者な印象を受けます

恥をかいたり、叱られる、怒られるというような苦い経験は誰も好んでしたいとは思わないですが、それでも時には向かい合わないといけない場面です そこを逃げる・代行に依頼するというのは、人としての弱さを強化するだけで悪いクセが付くだけのように思います(上手くいったとして、悪い成功体験になるだけです)

けど、世の中には逃げの一手で何もしない(他人にやらせ、奪う)ことでステータスを上げていくタイプがいるのも事実です そんなのが組織を蝕んでいくのだと思います moneyを生み出さず、ムダを増やし、ひたすらカスメ取るだけ…そりゃあ、空洞化していくのは当然です 人間に喩えると、骨粗しょう症(骨がスカスカ)な脆く崩れやすい状態にあるといえます

そんな全く尊敬できない上長らは「自分が一番」なので他人を褒めることしない 「それくらいの事が出来たくらいで調子に乗るな」「それくらい俺だってできる」と押さえつけようとしたり、対抗するだけ…(実際、出来ないだろうけどプライドを保つためだけの憎まれ口) 余計に軽蔑してしまいます

おっと、だいぶ横道にそれてしまった 本来はレーダーチャートの話をしようと思っていたのに…また別の機会にします それでは、また来週!

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