毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!今週からまた、論語の一節を紹介していきます 後半の最初、先進編のスタートです 気持ちも新たに進めて参りたいと思います 今回は昔と今、先輩後輩についての話です それでは、お付き合いください

原文・訳
子曰、先進於禮樂、野人也。後進於禮樂、君子也。如用之、則吾從先進。
子曰く、先進の礼楽に於けるは、野人也。後進の礼楽に於けるは、君子也。如し之れを用うれば、則ち吾れは先進に従わん。
解説・意訳
まずは漢字の説明をしていきます 「先進」は「先輩や先人、昔の人」のことをいいます 「礼楽」は礼儀や音楽のこといい、広い意味で「文化」としています 「野人」は野蛮な人ではなく、ここでは「素朴・田舎者」という意味で使います 「後進」は「後輩や後の世代の人」となります 以上を踏まえて意訳していくと…
先生は言った「先輩(先人)たちの文化は、素朴で田舎者のようであった。後輩(後の世代)たちの文化は、洗練された君子のようだ。もしどちらかを選び取るならば、私は先輩たちに従う。」 となります
要するに、昔の人たちの礼儀や娯楽(文化)というのは、のんびりしていて隙や無駄が多く洗練されていない田舎者のようで後の世代とは異なるが、どちらかを選ぶなら私は先人たちの文化の方が好ましい。というような内容です 「従う」といわれると少し語弊があるように感じますね
ニュアンス的に「昭和の常識と令和の常識なら、私は昭和を選ぶ」ってことで、令和の常識と照らし合わせるとアウトな発言ではあるのですが、そうじゃない 古き良き部分を「選び取る」ワケです 何でもカンでも昭和に合わせてしまうのは「現状維持」すなわち「後退」と同じですからね アップデートしていかないと
それが「コンプライアンス(法令順守)」であったり「ハラスメント(迷惑行為)」だと思います 昭和は大らかで、なし崩し的に何でも許されていた(隙や無駄が多かった)が、令和は昭和に比べ、洗練された(スマートになった)ように感じませんか? それが「後進」後の世代、現在の事です
一方でインターネットの発達によりSNSがインフラと化し、大したことでもない話題が大騒ぎ(炎上)する時代となり閉塞感や息苦しさを覚える時代になりました こういった部分が先鋭化してしまって「昭和は良かった」になるのです そういう一種のノスタルジー(懐かしさ)の部分が「先進に従う」に含まれているワケです (伝わったかな?) 次、いきます
Harashimaがアレコレ述べる章
ほとんど前段で述べてしまってネタ切れの感がありますが…何とか捻り出しますね …Harashimaが最近感じる「昔の方が良かったなぁ」と思う事を少し述べていこうかな うん、そうしよう
個人的に昔に比べて悪くなったと思うモノとして人間関係(コミュニケーション)があります 自己責任、個人主義が主流となってきた感があり、互助・助け合いといったワードは死語になりつつあります その証拠といってはアレですが、当事者同士の話し合いで解決できそうな争闘を裁判(第三者)に委ねたり、moneyで強制的に解決するなど荒っぽい?収め方をすることが増えた気がします
昔であれば、顔を突き合わせて議論して着地点や妥協点を探り、決着させたモノです(某国の大統領がいう「ディール(取引)」とは異なる「駆け引き」です) お互いの望むカタチに近づくように歩み寄る話し合いというのは、昔の方があったように思います
転売ヤーの件にしてもそうです 「自分さえよければ(儲かれば)いい」という発想で本当に必要な人、欲しい人のことなど考えない迷惑行為(ハラスメント)だと思います 今の「令和の米騒動」にも転売ヤーが絡んでいそうですよね …訴えられればいいのに
おっと、心の声が(いつものようにダダ)漏れてしまった…良くないですな そろそろ終わります
昔に比べれば便利になり、生活もスマートな(電子マネーやスマホ決済などの「キャッシュレス」なんて昭和では想像もしなかった)時代になり、戻る事はないし戻れないと思います しかし、昔の善かった部分というのは「残す・忘れない」でいたいですね
それでは、また来週!
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