毎度ぉ~!はらしま(@tyj_harashima)です 日曜のお楽しみ!論語の一節を紹介しています 今回は短い一節です 「男は敷居を跨げば七人の敵あり」なんてコトワザがありますが、当時は今より命のやり取りも身近だっただろうから気の休まる時は少なかったのかもしれません そんな感じも窺える話です それでは、お付き合いください

原文・訳
寢不尸。居不容。
寝ぬるに尸せず。居るに容つくらず。
解説・意訳
まずは漢字の説明をしていきます 「尸」とは「死体・屍」のことです 「容」は「強張った」とか「堅苦しい」という意味になります 以上を踏まえて意訳していくと…
(孔子は)寝るときに手足を投げ出さなかった。家にいるときは強張った顔で過ごすことはなかった。となります ※チョット表現に困る部分があって回りくどい意訳になっています 直接的な訳は「死体のような・放り出されて大の字になっているような寝相」です
要するに、寝ている時であっても開放的になって無防備でいないようにしていた (けど、)家の中で常に緊張状態でいることもなかった…という話です いつ何時、敵が襲ってくるか分からない時代ですからね 家の中で「誰も見ていないから…」とリラックスはしてもダラけ過ぎないよう、メリハリをつけていたのだと思います
余談ですが、安心して寝られる時代になって寿命が延びたのかもしれないですね 熟睡したくても出来なければストレスで結果、早死にしそうですもんね(「敵」とは関係なく道徳的な観点から「寝ている時であっても寝ているときの礼」みたいなのがあったのかもしれません…知らんけど)
Harashimaがアレコレ述べる章
最初の方で「男は敷居を跨げば七人の敵あり」というコトワザを紹介しましたが、これは「男は外(社会)に出れば色々な困難と戦わなければならない」といった意味です 今の時代、男だけに限った話ではないですけどね 「七人」というのは比喩だと思いますが、中には上司や部下、同僚など具体的に七人の敵を名指しするような話もあるとかないとか…
話を戻します
「起きて半畳、寝て一畳」なんてコトワザもあります 「人間が暮らすのに必要なスペースは限られており、贅沢を慎むべきである」であったり「物事の限度を知るべきであり、必要以上の富貴を望むのはつまらない」といった意味です(その後に「天下とっても四畳半(2合半)」と続きます)
限られたスペースでゆったり過ごすのを贅沢に感じることのできる人なら良いのですが、広い国土を持ちながら領土拡大を目論んで侵攻する者がいたり、十分潤っている(儲かっている)のに「気に入らない」と自国の利益しか考えない者がいたり、他国を支援する親切さを装って近づき、ハシゴを外し恐喝するような手口を使う者がいたりします
どれも四畳半以上のスペース、2合半以上の食事を望んでいるようにしか見えないですよね(強者の傲慢に思える) 為政者なら世の中を良くする方策を進めてもらいたいですね…自国のこと(自分の都合)しか考えていないように見えます 「他が苦しもうが知ったことではない」って感じです
あまり面白くない話でオチもないですが、ここら辺にしておきます
家(自国)の中でもリラックスできていない(緊張状態の)ようなら健康を損ない、寿命を縮めますよ 特に家族(国民)を犠牲にして命のやり取りを続けられるような者は熟睡できないだろうからね(精神に異常があってマトモではないから熟睡してるかもしれないけど…)
起きて半畳、寝て一畳…小さな幸せに喜びを感じられるようでいたいですね それでは、また来週!
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